子供の頃、よくザリガニ採りに通った新宿御苑を先日の5月5日こどもの日に訪れてみました。久しぶりの御苑は爽やかな風が吹く新緑眩しい木立と広い芝生に手入れの行き届いたお庭のある素晴らしい空間で、多くの家族連れやグループ、カップルがのどかに時を過ごしていました。なかでも春バラが咲き始めていてとても綺麗でしたのでお見せいたします。
最近まで知らなかったのですけれど、新宿御苑は数ある東京都の公園とは別格の「国民公園」の一つなのだそうです。国民公園には3つあり、あとの二つは二重橋のある皇居外苑と、京都御所や大宮・仙洞御所の周りを囲む京都御苑です。
皇居外苑のシンボル的な存在の二重橋ですが、意外ときちんとご覧になった方はいないのではないでしょうか。皇居外苑の最新自然情報はこちらにあります。
皇居外苑は、昭和24年に旧皇室苑地の一部が、国民公園として、開放され、皇居前広場を中心とした皇居外苑地区、皇居の北側に位置する北の丸地区及び12の濠によって皇居を取り巻いてる皇居外周地区に大別されます。（環境庁のHPより）
京都御苑は門と塀で囲まれた広大な土地でして、犬を散歩させている人が沢山いました。ブログはこちらです。
京都御苑は、江戸時代二百もの宮家や公家の邸宅が立ち並ぶ町でした。明治になって都が東京に移り、これら邸宅は取り除かれ、公園として整備され市民へ開放されました。戦後は国民公園として位置づけられ、御所と一体となった景観を維持しつつ、散策や休養等の場として親しまれています。現在苑内には百年を越える樹林が育ち、旧公家屋敷跡や庭園等歴史的遺構が点在し、古都の中心で特別な空間となっています。（環境庁のHPより）
そしてこれが行楽客で賑わうゴールデンウィーク中の新宿御苑、3つある国民公園の中で唯一入場料が必要で、入園時間も決められています。私が子供のころは出入り自由、でも閉園時間が近づくと自転車に乗ったおじさんに注意されました。そしてザリガニ採りも禁じられ、今ではもちろん動植物の採取は厳禁です。保存会の方々が作っておられるブログはこちらです。相当凝っています。
新宿御苑の敷地は、天正18年(1590)に豊臣秀吉から関八州を与えられた徳川家康が江戸城に入城した際、譜代の家臣であった内藤清成に授けた江戸屋敷の一部です。･･･新宿御苑では、絶滅危惧植物の栽培や種子の保存などを通じて生物多様性の保全に取組んでいます。（環境庁のHPより）
前置きが長くなりました。本題の春のバラをお目にかけましょう。ボランティアグループ「グリーンアカデミークラブ」のバラ班の皆さんが丹精込めて作っているバラの花たちです。ご興味を持たれた方は、再来週の週末、「新宿御苑のバラを作る人と語るガイドウォーク」がありますのでいらしてみてください。私もお天気がよければ参加したいと思っています。
『インターナショナルヘラルドトリビューン』；新聞のInternational Herald Tribuneは今年の秋にInternational New York Times に呼称が変更されるそうです。
『ゴールドバニー』；金色のウサギちゃん？
『エーデルワイス』；Edelweissはドイツ語で「高貴な白」という意味。もちろんアルプスに咲く西洋ウスユキソウもエーデルワイスです。『サウンド・オブ・ミュージック』ですね。
『プレイボーイ』があれば･･･
『プレイガール』もあります。
『ニコール』
『ジャストジョーイ』；作出者は、この美しいバラにジョアンナ夫人に因んだ名前を付けようとしましたが、なかなか妙案が浮かばず迷っていて、結局「あれこれ迷っても仕方がないから、そのままジョアンナ（ジョーイ）でいいじゃないか」とアドバイスされ命名したのだそうです。
『ザ・プリンス』；あの歌手のThe Artist Formerly Known As Prince? どうして「ザ」を付けたのでしょうね。
『アラベスク』；白に紅の斑入りが何とも可憐です。まだ蕾ですが、開くと絞り模様ですっごくゴージャスみたいですね。
そして大輪の『ピース』、バラに託して平和を願いたいとつくづく思います。
あとはここの改修中の温室がまたオープンするのを愉しみにしています。洋蘭の原種の保存や交配などけっこう凄いんですよ！！そのお話はまた別の機会にいたします
