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教育勅語を教材に使用することを否定せず

初鹿明博の質問主意書に対する答弁を閣議決定

 

 教育勅語に注目が集まっています。

 先月末に私が出した質問主意書に対する答弁で教育勅語を教材として用いることまでは否定されることではないと閣議決定がされました。

 これまでも松野大臣が記者会見や国会での答弁で同じような趣旨の答弁をしていましたが、閣議決定までするとはとの驚きからマスコミも取り上げることとなったのでしょう。

 ご承知の通り、森友学園の運営する塚本幼稚園が教育勅語を暗唱させていたことから、森友学園の籠池理事長と交流のあった稲田朋美防衛大臣に対して、教育勅語についての認識が問われました。稲田大臣は「私は、教育勅語の精神であるところの、日本が道義国家を目指すべきである、そして親孝行ですとか友達を大切にするとか、そういう核の部分ですね、そこは今も大切なものとして維持している」「教育勅語の核の部分は取り戻すべきだと考えております」と教育勅語の考え方を肯定、むしろ、共感している旨の答弁をしました。

 私は衆議院で排除決議、参議院で失効決議がなされている教育勅語について、現職大臣が、その核の部分を取り戻すべきだと国会の場で答弁したことに大変驚いたのと同時に、このような思想の大臣をこのまま閣僚に置いておくことは明らかに国益に反すると思い、質問主意書を提出したのです。

 私も含めて戦後生まれの者には教育勅語が学校教育の中でどのような位置を占めていたのか、そして、どのような影響をもたらしたのか実感を持つ事は出来ませんが、少なくとも、この教育勅語を教育の指導原理としていた結果、国のために命を落とすことが帝国臣民のあるべき姿だとして多くの若者が戦争に取られていったことはご承知のことと存じます。

 しかし、残念なことに稲田大臣が答弁で挙げた「親孝行とか友達を大切にするとか」そういう部分は良いことが書いてあると考え、道徳に使って良いのでは、むしろ、積極的に使うべきだと考えている人が多くいるのも事実でしょう。

 このような方々は恐らく、教育勅語の本質を理解せずに表面上の言葉のみで現在でも守るべき徳目だと錯覚してしまっているものと思います。

 確かに表面的には「父母ニ孝ニ」「兄弟ニ友ニ」「夫婦相和シ」「朋友相信シ」などそれだけ見ると良さげなことが並んでいますが、その最後に一旦緩急アレハ義勇公ニ奉シ以テ天壌無窮ノ皇運ヲ扶翼スヘシで締めくくっていることを見逃してはなりません。

 最後の部分を現代語に訳すると「ひとたび国家の一大事(戦争)になれば、勇気をふるいたて身も心もお国(天皇陛下)のために捧げることで、天にも地にも尽きるはずのない天皇陛下の御運勢が栄えるようにお助けしなければならない」(高嶋伸欣琉球大教授訳)ということを言っているのです。

 つまり『良いこと』のように並んでいる徳目は、皇室を支えるために臣民が守るべきことであり、主権在君を徹底させる意図があって挙げられているものであることを見過ごしてはならないと思います。

 この教育勅語の教えに従い多くの国民が戦争に行き、一部は片道切符の特攻隊員となって戦死して行ったのです。

 この反省に立って戦後、衆参で決議が行われ、教育の指導原理的な性格を否定し、謄本を回収することでこの世から葬り去ることをしたのです。

 衆議院の排除決議で、「根本理念が主権在君並びに神話的国体観に基づいている事実は、明らかに基本的人権を損い、且つ国際信義に対して疑点を残すものとなる」と当時の代議士達が明確に言い切ったことを重く受け止めなくてはなりません。

 教育勅語の根本理念が主権在君」「神話的国体観である以上、国民主権、基本的人権の尊重を掲げる現行憲法や教育基本法とは相いれないものであることは明白です。

 配慮をすれば教材として使って良いとはならないと思うのです。

 こういうと、教育勅語が国民を洗脳し、戦争へと突き進む原因を作ったということを教えるために教育勅語を紹介する必要があるではないかと主張する方もいます。私もそのようなことまで否定するつもりはありません。私が言いたかったことは、教育勅語に書いている中身の一部でも肯定することは主権在君を肯定することに繋がるので、中身をそのまま無批判で教えることは禁止すべきだということです。

 ですので、質問主意書ではあえて「教育勅語本文」という書き方にしていたのですが、私の意図が十分に伝わらなかったようです。

 また、教育勅語が教材で使われているとしたら、諸外国からどう見られるでしょうか?

 ドイツがナチスの党綱領を良いことが書いてあるからと言って学校教育に使い始めたら、世界はどう思うでしょうか?

 教育勅語を教材に使うということは、世界からそう見られかねないことだと思うのです。

 「親孝行しましょう」「兄弟仲良く」「夫婦仲良くしましょう」といったことを他の手段で教えることが出来ない訳ではありません。他に代替出来ないという訳ではないのですから、わざわざ国際信義に疑点を残す事はするべきではありません。

 報道では教材として使用するところばかりが取り上げられましたが、私が本当に聞きたかったことは、教育勅語の「核の部分を取り戻さなくてはならない」と発言する大臣、それも防衛大臣をいつまでも大臣に置いておくことは、明らかに国際信義に疑点を残す事になると思うのです。残念ながら、主意書の答弁では「稲田大臣が個人の見解を述べたもので、政府として答える立場にない」と逃げの答弁が戻ってきたのです。

 私は稲田大臣の発言の真意などは聞いておりません。このような発言をすることが国際信義に反するのではないのかと聞いたのですが、答え難い質問には正面から答えずに逃げて行く、まさに、安倍政権の本質がここにあると感じます。

 教育勅語の教材使用、道徳の教科書でパン屋を和菓子屋に書き換え、武道に銃剣道を加えると続くのを見ると一体この国の教育をどこに持って行こうとしているのだろうかと不安になるのではないでしょうか?

 それに加えて6日から「共謀罪」が衆院で審議入りしました。

 皆さん、こんな安倍政権にこの国を任せ続けていて本当に良いのか真剣に考えようじゃないでしょうか?

 

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