HATのブログ

IT関係のニュースを中心に記事を掲載します。日経コンピュータで重要だと感じた記事とコメントを2010年9月1日号から書いています。
このブログは個人的なものです。ここで述べていることは私の個人的な意見に基づくものであり、私の雇用者には一切の関係はありません。


テーマ:
特集は「アジアで育てろ」です。アジアに進出する企業がITをどうしているかという内容で面白かったです。真ん中くらいに「ADVERTISEMENT 広告」が見開き10頁にわたって載っています。なんと、キュレーションの時代の佐々木俊尚氏のインタビュー記事をはじめとして、初めて男子棋士、それも元名人に勝った将棋ソフトのハードウェアの紹介だとか読ませる内容でした。それもいいけど、本文に力を入れて欲しい(笑)

(P.14)【"アマゾン製ストレージ"のインパクト】
Amazonが提供するソフトをPCサーバにインストールすると「最大12テラバイトの容量を管理可能なiSCSIストレージ装置として利用可能」になります。そして設定によって自動でクラウド(Amazon S3)にバックアップしてくれます。しかもレストアは、元の社内環境だけでなく、Amazon EC2の仮想マシンにも復元出来ます。月額1万円ほどとS3のストレージ費用だけですから、極めて安上がりにBCPが実現出来ます。
 これは画期的なサービスです。多少ハードルは高いですが、チャレンジする価値があると思います。

(P.22)【「マルチクラウド」が日本でも容易に 富士通、IDCF、SCSKなどが対応】
複数のクラウドを管理できるソフトが出てきたという何という事はない情報です。ただ次の文が笑えます。「海外に比べて日本でマルチクラウドが遅れたのは、国内IaaSの多くが、管理用APIを備えていなかったためだ」。管理用APIも備えないで、クラウドと呼んでいた事がおかしいのだと思います。

(P.24)【「最大で500万台が感染」Androidマーケットにウイルス混入アプリ】
シマンテックの発表ですが、ネットでもそれなりに書かれていました。お気を付け下さい。自己防衛するのが面倒な方はiPhoneに変えましょう。

(P.28)【アジアで育てろ】
日本のすべての分野の企業はアジアへの進出なしでは存続出来ません。進出にはITシステムも必要です。それをどう調達するかが、これだけ企業ごとにバラバラだとは思いませんでした。
<ファミリーマート>ベトナムの1号店出店予定の半年前に赴任して「店舗運営に必要なIT環境が何もなく、ホーチミンのネット環境もわからない」という状況からPOSシステムを現地調達して、安定する回線を手に入れた苦労話。
<ヤマト運輸>昨年、2011年2月に香港でサービスを始めた時のIT担当者は、なんと日本でのIT担当の経験がなかったそうです。この会社がいかにITをないがしろにしているか良くわかるエピソードでした。
<大和証券グループ>香港での人材難で苦労してひねりだした案は「香港の80人のIT要員のうち、約3割がベンダーからの常駐メンバー。そのうちの大部分を、インドITベンダーから派遣してもらっている」
<リコー>シンガポールに3年、香港で3年経験されたIT統括マネージャは悩んだ末「完全な統一ではアジア各国の業務に支障が出るので、現地の事情も考慮できる、柔軟な標準システムを作」られています。これはサイロ型統治といって正しい戦略です。これからリコーは伸びるかも知れません。
IT大手企業の取り組みも載っていますが、笑ってしまうようなお寒い話ばかりでした。

(P.46)【ネットで顧客の価値創造 問われるリアルの現場力】
アスクルの岩田社長のインタービューです。アスクルはご存じのとおり文房具のネット販売です。Amazonとどう差別化しているかを書かれています。2005年ごろから、5つの変化を想定して対応した。1.デジタル技術の変化(ユビキタス)、2.ノンコア事業の外注化、3.顧客主導型会社(Facebook)、4.圧倒的なアジアの成長、5.循環型社会の到来。
今はクラウドやソーシャルメディアをどう活用するかが課題だそうです。セールスフォースを大々的に利用されています。

(P.50)【IT部門 ビフォーアフター】
ユーザのIT部門を意識的に変革させて、技術屋から戦略部門へと飛躍させたという記事です。私がかねがね、ユーザ企業のIT部門が弱い事が日本企業の大きな課題だと主張していますが、この記事を読んで益々弱くしようとしていると感じました。コンサル型だとか提案型だとか、利用部門を知るという動きは正しいと思いますが、まずは自社内の「業務」についてのプロになる事が先決なはずです。そのためにはデータやコードを押さえる事が重要です。そういう取り組みを一切されていませんでした。

(P.78)【スモールコアサーバの衝撃 仮想化不要、超高集積を実現】
ARM系やATOM系などノートパソコン用のCPUをブレードとして使うというハードが現実に出てきています。今年半ばに出る予定のHPのRedstoneでは、4Uの大きさで288個のプロセッサが乗るそうです。しかもサーバ1台あたりの消費電力はLEDランプより小さい6W。安定すれば全世界のデータセンターがこれに変わるでしょう。

以上

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