今日は、ホールに行ったらたまたま目に付いた「ルパンtheエンド」の甘デジを打ってみました。いわゆる「ピストルパン」と呼ばれているやつです。
「消されたルパン」の演出が苦手だったというのは前にも書いたが、この「ピストルパン」の演出はどうかと言うともちろん苦手である。
じゃあなんで打ったんだ、というと「別に」と沢尻エ◯カのような答えしか返せない。
「なんでそんなに負けてるのにパチ屋に行くんだ」と言われて答えられる養分がいないように、好きでもない機種に座る理由を聞かれて答えられないのもまた養分なのだ。
あえて答えるなら「よく回りそうだから」になるがもちろん釘など1ミリも見ていない。(フィーリングである)
打ち出して数分後、保留が満タンになったので手を離すと画面左上に妙な文字が現れているのに気付く。
「タイマー強化中!!」
……??
この時点では全く理解が追い付いていないのだがどうやらこれは該当保留でタイマー演出が起こりますよ、という先読み演出らしい。
つまり「タイマーのためのタイマー」である。
そこまでやるか。
平◯さんがこれほどまでにタイマー演出にご執心とは知らなかった。正直、私はタイマー演出の良さが分からないのだが、色んなメーカーがパクってるのを見るに革命的な演出なのだろう。
これほどパクりが横行しても誰も怒らない業界も珍しいと思う。パクられることでむしろ箔がつくと言え、「パクりではなくリスペクトです」が冗談ではなく本気でかませる世界なのだ。
ここは私も考えを改め開発者に敬意を表し、該当保留を鼻クソほじりながら待つことにしよう。
しかし作動したタイマーに表示された数字がすごかった。逆に私の時間は止まってしまった。
99.99
である。
ははっ!
平◯さん、アンタおかしな人だな(笑)
スゥ
これは要するに「今から約100秒間、我が社の素晴らしい煽りが続くのでもうしばらく鼻クソをほじるのを延長しろ」という平◯様からのありがたいメッセージである。
もちろん鼻クソを深追いするのはやぶさかではないが、いいのかこれは?
こんなのが罷り通るとは世も末だ。
今から100秒間煽り続けますと言われて「マジかよ」とならない打ち手がいるのか、いや、いない。
百歩譲ってこれがプレミア演出ならば許せるのかもしれないが、おそらくただのチャンスアップであろう。
この変動は当たったが、外れたらどうしてくれるんだ。その時のストレスを考えただけで血液が逆流する。
これが藤◯事ならオデコに風がビュオオオオと吹いてない時点で信頼度2%ぐらいなのでどんな外れも我慢できるのだが、それ以外のメーカーの台では心の準備が出来ていない。
急激なストレスによりその場でショッカーの怪人のように爆発してしまう恐れがある。掃除のオバチャンが大変である。
もうメーカーの煽りに歯止めが効かないのは理解した。それを踏まえた上で妙案を思いついたので聞いてほしい。
ストレスには捌け口が必要だ。
このピストルパンの甘デジ(と、藤◯事の台ぜんぶ)の横にデッカイ「おきあがりこぼし」を設置してもらいたい。
そしてその顔面にその台の「演出開発者」の顔写真を貼り付けておくのだ。
あとはもう説明する必要はないと思う。
もちろん本人の写真を使う必要は全くない。誰だっていい、そこにいてくれるだけでいいのだ。
その顔写真は輝くような笑顔の写真に、「この台の演出は私が考えました!」と一文が添えてあるのがベストである。
全国のホール様はご検討願いたい。
(おわり)