ども、HATAOです(タ´ω`オ)ノ

今回は⑤と同様に、空間処理(ディレイ・リバーヴ等)について説明します。

前回の講座記事では「いい感じにオケとなじませる」ということだったんですが

こう思った人は何人もいるはずです

『エコーがひどすぎて風呂場みたい・・・』

『いい感じってどんな感じだよ・・・』

『HATAOさん素敵♥』


3番目はないか・・・w


まぁ、簡単に音源を使って説明していきますね

音源:チョコレートトレイン Ver.アコギ  唄:HATAO
コンプ、EQのみ (別窓が開きます ご注意ください)
【チョコトレ コンプ+EQのみ】←クリック

声がものすごく浮いている状態です。

なのでリバーヴとディレイをつけてみましょう。
最近のお勧めプラグインは
・Classic Reverb
・Classic Delay

このClassicシリーズですかね。
配布先だったサイトが終了したので
「Classic Reverb DL」 みたいな感じでggってくださいませ。

ではまずリバーヴとディレイって・・・・という人がいるので軽い解説を。

簡単に言い換えたらリバーヴは「エコー」ディレイは「やまびこ」です。
【あー】という声にリバーヴをかけると【あー~~~~】という感じに
ディレイをかけると【あーぁーぁーぁー】

この二つを同時にかけることによって、よりオケになじむことができます。
それでは簡単に調整してみましょう。

まずはリバーブの画面です。

リバーブ

画像が小さくて申し訳ない。
初めのうちは1番左のSIZE 3番目のPREDELAY 右から2番目のMIX 1番右のレベル
この4つだけを調整すればOKです。

・まずSIZEはお風呂の広さみたいなもの。
広ければ広いほどエコーがかかり、狭ければ狭いほどエコーがかからない。
私はだいたい40くらいに設定しています。まぁ40~80が丁度いいかな。

・そしてPREDELAYはエコーをかけ始めるまでの時間。
調整しながら聞いてみるとわかるかと思いますが、早すぎたり、遅すぎたりすると違和感・嫌悪感しか感じ取れないので注意しておいてください。
こいつは平均的に30くらいが丁度いいです。

・さらにMIX。こいつはエコーの強さを表しているものと考えてください。
DIRのほうに傾けば軽く乾燥した状態に。EFFのほうに傾けばちょっと潤った状態になります。
あまりエコーをかけたくないけど・・・っていう人はDIRを強めにすればOK。
だいたい1.4:0.6の比率でDIRに傾ければ変な失敗はしないと思います。

・最後のLEVELは単純に音量です。デカければ大きくなり、小さければ小さいです。


続いてディレイの画面です

ディレイ

右の二つはリバーブと同じなので説明は省きます。
ディレイで重要になってくるつまみは左から3番目と4番目のTIMEとLEVEL(%)です。

・まずTIMEはアタック、PREDELAYと同じようなディレイをかけ始める時間です。
つまみを右に傾ければ傾けるほどやまびこが帰ってくるのに時間がかかります。
こいつは丁度真左(1.2~1.3)に調整するのがいいでしょう。
もしつまみが動かないようであれば、その左下にあるSYNCというボタンを押してみてください

・次にLEVEL(%)は、どれくらい反響させ続けるかということ。
ちょっとかっこつけた言い方をするとフィードバックを何%にするか(`・ω・´)
100%にすると、消えることなく同じ大きさでやまびこが帰ってき続けます。
50%にすると音源の50%がやまびことして帰ってき、そのやまびこの50%がまたやまびことして帰ってくる・・・という感じです。
好みにもよりますが最大で50%くらいにとどめた方がいいでしょう。
私は大体40前後にしています。


さぁ、調整が終わりました。
どんな声になってるでしょうか・・・・

【チョコトレ リバーヴ+ディレイ】←クリック

・・・・・・(´・ω・`)あれ???

せっかく頑張ったのに完全にお風呂場です。困りました。

空間処理でおかしくなったら残念な結果になってしまいます。

こんな状態になって空間処理を諦めた人はいっぱいいるんじゃないでしょうか?

そこで、素晴らしい方法があります。
①声のトラックをもう1つコピーして増やします。
②もともとの一つにはコンプ+EQを、
もう一つにはそれに追加してリバーヴ、ディレイをいれます
③リバーヴ、ディレイを入れたものの音量を下げます
④再生します


こうなります↓
【チョコトレ 合成】←クリック

いい感じにリバーヴ、ディレイがかかった状態になりました。
あとはオケと合わせながらそれぞれのエフェクトの強さをいじっていってください。

※注意
声のトラックが増えるので、単純に音量・音圧がアップします。レンダリングする前にマスター音量が0を超えていないか随時確認をしていきましょう。音割れの原因になります。


ということで、ちょっと長くなりましたがこれで空間処理のMIX講座は終了です。
何かわからないことがあれば気軽にどうぞ(タ´ω`オ)

最後になりましたが、最近HATAOのMIX講座を無断で転載したり、勝手に自分の記事としてうpしているものを見つけました。ここで名前を出すことはしませんが、かなりキレています。
何も言ってこないのであれば、こちらも相応な対応をいたしますので、そのつもりでいてください。



さて、こんな長文を読んでくれて本当にありがとうございました。
スカイプでコンタクト送ったのに無視されたという人は申し訳ないです。
最近またミキサー活動を再開しようと思っていますので、よければまたよろしくお願いします。

そして、こえ部に入部してみましたので、こちらもよかったら友達になってくれると嬉しいです。
http://koebu.com/user/hatao 

それでは今回はこのへんで。

あでぃおす(タ´ω`オ)ノシ