読了!『法人税と所得税をうまく使いこなす 法人成り・個人成りの実務』 | 発想の方程式〜知恵が価値を生む時代

読了!『法人税と所得税をうまく使いこなす 法人成り・個人成りの実務』

もうすぐ確定申告シーズンがやってきますね。

 

会社設立費用もかつてのように300万、1000万とかからないことから、「そろそろ法人化を」と考える人もいるのではないでしょうか。

 

いろんな疑問がわいてくると思います。

 

「個人事業で従業員を雇っていた場合は、そのまま引き継いで雇用できるの?」

 

「法人化しても雇用し続けたいのに、それでももし、いったん退職してもらう必要がある場合、退職金を払わなくてはいけないの?」

 

「個人事業で加入していた小規模企業共済があるのだけれど、法人化により個人事業を廃業する場合、共済金は支給されるの?」

 

ご心配なく。

 

全部、この本で分かります。

 

 
著者の小谷羊太さん、中宗根宗聡さんはおふたりとも税理士。
 
中宗根宗聡さんは、所得税の講師を12年、法人税の講師を6年担当。自らも、JOHARI税理士法人の代表税理士。
いっぽう、小谷羊太さんも法人税の講師を10年され、当時から実務に強い講義として知られていたそうです。
 
おふたりとも大原簿記学校での元講師という経歴。
つまり、税理士として税務に詳しいことは当然ですが、講師としても教えるプロフェッショナルなのです。
 
10年、12年という長期にわたり、教鞭をとってこられただけに、
「税務についてどんな疑問が生じやすいか」
「税務を学ぶ人たちがつまずきやすいポイントはどこか」
知り尽くしているおふたりです。
 
本書はその著者同士でお互いに質問しあいながら進んでいくので、とてもわかりやすい。
目の前で講義が繰り広げられているような感じです。
 
わかりやす〜〜い言葉で説明されているので、税務にうとい私にも読み進めることができました!
 
 
もちろん、図表や書類もこんな風に必要に応じて掲載されています。

来週の今頃は、立春。

新しいスタートについて考えるにもぴったりな時期ですね。

 
もしあなたが、今すぐでなくても、いずれ法人化を考えているなら、未来のビジョンを描くためにこうした具体的な実務書を読んでみるのはおすすめですよ。
 
また、本書では「法人成り・個人成り」と書名に書かれているように、「個人事業→法人化」だけでなく「法人→撤退して個人事業に」というケースについても20ページ弱を割いて、最終章に書かれています。
 
「法人化したいけど、事業が軌道に乗らず、やっぱり個人事業に戻したいときはどうなるんだろう」
そんな風に不安の先取りをするよりも、正確に知ることが大切。
 
もちろんそれについてもちゃんと書かれていますよ。
それぞれどんなメリットとデメリットがあるかを知ると、よりイメージが具体的になり、対応策も考えられるというものですね。
 
会社をつくりたい!起業したい!と思っている未来の社長さん。
こうした実用的な1冊もぜひ机の上にスタンバイさせてくださいね。
 

 

■前田めぐる■

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