さて前回のブログに掲載をさせていただいた「質疑・質問・討論留意事項」ですが、事務局の頑張ってる感がものすごく出ているものです。

 

 素晴らしいと感激いたしました。

 

 たぶん、船橋市議会や船橋市議会事務局あるいは執行機関の答弁者として登壇する職員の側でも、理解しているようで理解していないことが網羅的に、わかりやすく書いてあります。

 

 別途私も引用させていただきながら解説をしようと思いますが、人材育成、教育機関の意味合いのある「会派」の考え方が変化してきている中で、定数の少ない町村議会は会派制をとってないところも多く、まさに議会事務局がその任を担っていますし、議員の教育を行うシステムがないと、議会運営そのものができなくなりますから、そこは重要です。

 

 従って、議員としての最低限の知識や意識を持ってもらうための作業を議会事務局が一手に担わないとならないのだと思います。

 

 確かに私の初当選時などは、議会事務局のいいなりで「考える」ことをしない、知らない議員が数多くいました。

 

 そしてそれでいいんだと思い込んでいる議員がいまだにいますね。悪い習慣だと思います。習慣ではないか。悪い考え方だと思いますね。

 

 私は、何度も書いていますが、論文テーマが議会事務局なのですが、「議員と一緒に考える」ことが本来の姿だと思います。

 

 「考える」ための示唆をする。一緒に「考える」。「結論」を出すのは議員。「結論」を出すための示唆をする。

 

 ここの塩梅は非常に難しいのですが、議員は「公選職」であることを尊重して、その背景で物事を考えることを前提に事務局は「示唆」をする。ちょうど、次の、論文テーマ「議会事務局」シリーズでも取り上げますけど、「一案でなく数案を準備する」ことが肝要です。

 

 なぜなら、どんなアホで議員でも、「ぽか~ん」議員は船橋市議会では9人程度です。

 

 あとは懇切丁寧に、噛んで含んで時間をかけて説明をすれば理解しますし、それに基づき考えることができる議員です。

 

 ですから、41人が41通りの考え方を述べる可能性があります。それをその議員のバックグランドや過去の議会での発言を頭に入れておけば、「示唆」するときに役立つでしょう。それによって、「一緒に考える」ことになって、一緒に考えれば、特定事案に関しても議会運営のイメージができるのだと思います。

 

 これは議員も事務局職員もですね。残りの「ぽか~ん」議員は放っておいてもいいでしょう。何を言っても「ぽか~ん」ですから。(笑)。

 

 ちょっと話が逸れました。

 

 で、浦幌町議会は「ぽか~ん」議員が当選する素地はまったくありませんから、議会事務局もダイヤモンドの原石を必死に研磨をしていくのです。

 

 そして、若干の凸凹はあっても、ほぼ美しいブリリアントカットに仕上がっているのです。

 

 そして、真摯な議論を毎日のように繰り広げているし、議会が一致して、同じ方向を向いて議論をしているのです。

 

 そこへ、数々の「示唆」をして、議員が「判断」「決断」をして進めている理想的なスタイルが出来上がっていると思います。

 

 次の選挙しか意識していないどこぞの議会とは大きな違いでした。