●このブログは、委員会開会前に書いておりますので、委員会議論の前の段階での感想を述べているだけで、委員会においてこのような考え方で発言するかどうかは、現段階では未定です。

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またまた健康福祉委員会に付託された陳情を見てみましょう。
陳情第40号です。
「放射能調査に関する陳情」
です。


船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-5

船橋市議会 勝手にe-報告 (長谷川大のe-通信簿)-5-2

まずは願意です。これまたお気持ちは充分に理解します。しかし、残念ながら願意にある砂の入れ替えですが、難しいと思います。

「汚染」という言葉を使用していますが、どの状態で「汚染」っていうのでしょうか? また、理由の中で柏市や流山市、松戸市などがでてきます。だから船橋市内の保育園等の園庭の土や砂場の砂を入れ替えろとは話が飛躍しすぎやしないのでしょうか?

園庭や砂場にいろいろな「菌」もあるかもしれません。砂をどんなに何回入れ替えても、「菌」は良くて、基準値内の放射能はダメとなるのでしょうか?

この、一部分のことだけをとって、砂を入れ替えろということに対応したら、校舎も園舎も建て替えたりしなければなりませんね。砂場の数値を入れ替える必要のある数値だと判断されるような行為を「市」が行ってよいのでしょうか?

私は「否」だと思います。ニュースなどで、PTAの方々が作業しているシーンが報道されるケースがありますが、あれはそういう理由だと思います。そういう意味では、一刻も早くこの原発問題に対する国の姿勢や方針をしっかりしていただいて、それらに基づいて、都道府県、市町村が、保護者の不安解消に務めるべきだと思います。

同時に、この問題の第一義的な責任を明確にし、更には国の責任も明確にし、しかるべき予算措置をしていただきたいものです。原発事故に起因する費用を市民の税金で、市民のために使うべきではありますが、今回の原発事故の対応に市民から納税をしていただいた税金を使う道理はどこにも見当たりません。