ストレス軽減には亜鉛も必要? | 春月の『ちょこっと健康術』

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おはようございます ニコニコ


栄養素の話、「脳のエネルギー源は糖質」 と「平常心をつくるアミノ酸    」とお話ししましたが、今日はミネラルについて。


ミネラルの中で、亜鉛が不足すると、味覚異常が起きるのは有名な話ですが、亜鉛の不足は、それだけじゃない。全身に影響するんです。ストレスにも弱くなっちゃうんです。


亜鉛の作用と不足による反応には、次のようなものがあります。


① 細胞の新陳代謝を促進するので、不足すると

細胞分裂が滞るので、子どもなら成長が遅れ、第二次性徴が止まります。

大人なら、傷の治りが遅れたり、肌荒れや味覚障害を起こしたりします。


② 免疫反応を活性化するので、不足すると

免疫力が落ちて、感染症にかかりやすくなります。

活性酸素を除去する能力も低下します。


③ 女性ホルモンや前立腺の働きを促すので、不足すると

月経周期が乱れたり、卵子の発育が悪くなったりして、妊娠しづらくなります。

精子の活動力が低下します。


④ 神経伝達物質の合成にも必要なので、不足すると

集中力や記憶力の低下、うつ、キレる、イライラなどを起こします。


⑤ 抗ストレス物質の原料となるので、不足すると

ストレスに対応する力が弱くなります。


最近、特に若い人の間で、亜鉛不足が懸念されています。ファーストフードやインスタント食品、清涼飲料水などに多く含まれているフィチンとい物質が、亜鉛と結合してしまって、亜鉛の吸収を阻害するからなんですね。


亜鉛を多く含む食品は、牡蠣(かき)、牛もも肉、豚レバー、うなぎ、ほたて貝、鶏レバー、カシューナッツ、アーモンド、プロセスチーズ、そば、納豆、木綿豆腐、緑茶など。食事の中に上手に取り入れて、亜鉛不足にならないようにしましょう。


ビタミンCやクエン酸は亜鉛の吸収を助けてくれます。ということは、生牡蠣のレモン添えなんて、最高ですね。これから美味しくなるシーズンですし。ビタミンCは野菜に、クエン酸は酢や梅干しに含まれていますので、亜鉛を含む食品と必ず組み合わせるようにするといいですね。


今日もいい1日にしましょう。


春月の『ちょこっと健康術』-カランコエ