・ストレスには身体的ストレスと精神的ストレスがある。
・身体的ストレス→視床下部→下垂体→副腎皮質→コルチゾールという経路を通る。その副作用として高血糖、高血圧、骨粗鬆などを起こす。
・精神的ストレス→視床下部→脳幹→セロトニン神経機能低下という経路を通る。結果うつ病やパニック障害を起こす。
・人間ならではのストレス
1;快が得られなくなることによるストレス。俗にいうアルコールやゲームによる依存症という状態。
2;正当に評価されないことによるストレス。上司に評価してもらえないなど、逆恨みという状態。
・セロトニンはクールな覚醒を促す。リズム運動はセロトニン神経を活性化させる。
・リズミカルな呼吸もリズム運動。
・脳幹;自立脳。呼吸、循環、消化、自律神経、咀嚼、歩行を調節。
間脳;視床下部、生存脳。食欲、性欲。
大脳辺縁系;感情脳。喜び、悲しみ、怒り、恐怖など。
大脳皮質;知能。
・子供はマネをすることで前頭前野を発達させる。
・人とのコミュニケーションを通して自分のことと他人のことを知ることができる。
テレビやゲームは一方向性であるためその作用は弱い。
・リズム運動は脳血流を増やす。
・単純な行動は脳血流を減らす。
・学習脳;ドパミン神経。
仕事脳;ノルアドレナリン神経。
共感脳;セロトニン神経。
・仕事脳の主な機能はワーキングメモリーと言われる。
これは一瞬にして色々な情報を分析し、経験と照らし合わせ最善の行動を選択すること。
これは、車の運転などのときに使われる。
このようなときにはノルアドレナリンが働いている。
適度なノルアドレナリンは適度な興奮を促し、ワーキングメモリーの働きを助ける。
過度なノルアドレナリンは過緊張の状態を促し、ワーキングメモリーはむしろ働かなくなる。
ノルアドレナリンは脳をホットな覚醒にする。
・セロトニンは脳をクールな覚醒にする。
ノルアドレナリンはストレスにより分泌量が変わるが、セロトニンは基本的に一定量が分泌されている。
セロトニンはオーケストラの指揮者のように、それ自体は仕事をしない。脳全体のバランスを取る。
・セロトニンの仕事5つ
クールな覚醒 平常心の維持 交感神経の適度な興奮 痛みの軽減 よい姿勢の維持
・鍛えるとは、構造を変えるということ。
・セロトニン神経を鍛えるのは、太陽の光とリズム運動。
・朝30分くらい日の光を浴びるのがいい。
・リズム運動は5分から30分で十分。
・リズム運動の呼吸法のコツは腹筋の収縮を意識すること。
座禅やヨガでもそうだが、呼気を特に意識すること。
まずは、呼気から開始すること。
・座禅は半眼で行う。
眼を閉じるとアルファ波が出る。ただし、半眼の状態で5分ほど座禅を行うと少し速いアルファ波が出る。
これがいい。
・噛むこともリズム運動。
リズム運動は言語野を同時に使うと効果が落ちる。
食事のときは考え事をしないほうがいいかもしれない。
・映画を見ながらなどはダメだが、リズミカルな音楽を聞きながらのリズム運動には相乗効果が期待できる。