haruの徒然なるままに〜シンイの世界に魅せられて

個人の趣味で書いている
韓流ドラマ「シンイ信義」の二次創作

お話の無断転載や他への転用は
ご遠慮くださいませ

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テーマ:
 
朝の支度を終えて
出仕の時刻になろうとするころに
ちょうどオクリョンが
実家から戻って来て
奥の間にいたウンスに挨拶に来た
 
 
あら?オクリョン
随分早いのね
ゆっくりして来ていいのに
ご両親もソンオクがいなくなり
寂しいでしょうから
 
 
あ ありがとうございます
奥様・・・でも
いつまでも休んでいたら
ばあちゃんに怒られるから
若様のお世話も気になるし
 
 
そお?
気にかけてくれてうれしいわ
 
 
王宮へお供する支度をします
 
 
オクリョンは部屋を出て行こうとして
ウンスに呼び止められた
 
 
ううん 大丈夫よ
オクリョンが屋敷を留守にすると
ヘジャから屋敷の仕事を
教えてもらえないでしょう?
オクリョンはいつか
ソンオクの味を引き継ぐ子だわ
今まで通り屋敷勤めをして
ヘジャに色々教わりなさいな
屋敷にタンがいるときは
タンのお世話をしてもらうから
 
 
でも・・・育児室で
若様のお世話をするものがいないと
 
 
今の所は大丈夫なのよ
実はポムが
ものすごく張り切っているから
困り者なのよ
 
 
ウンスは苦笑した
 
 
ポムはソンオクの葬式の間
いないオクリョンの代わりに
ミョンをつれて
育児室に詰めていた
 
 
まあ 助かるけど
いつまでも甘えていられないし
それにタンも
他の子供と同じでいいかなと
思っているの
子供一人に世話係が一人ついたら
育児室はすぐに満杯になるわ
他の子供達は育児室の
乳母が見てるんだし
タンだけが特別扱いってのもね・・・
 
 
はあ
 
 
どちらにしても
叔母様に伺わなくちゃ
タンのことになると
心配性が増すようだから
 
 
そうですねぇ


オクリョンは笑った
 
 
だからオクリョンは
いつも通りヘジャの指示に
従って頂戴
 
 
はい 奥様
わかりました
それから・・・
 
 
なあに?
 
 
チャメ(瓜)の漬けたのを
持って帰ってきました
ばあちゃんが屋敷から戻って
すぐに用意していたみたいで
母さんが奥様に
お届けするようにって
 
 
そう・・・ありがと
うれしいわ
 
 
オクリョンと入れ違いに
支度を終えたチェヨンとタンが
奥の間のウンスを迎えに来た
 
 
おんまぁ〜
 
 
如何した?
目が赤いぞ
 
 
うん
オクリョンがチャメの漬け物を
持って来てくれたのよ
ソンオクったら最期まで律儀
なんだから
 
 
そうであったか
 
 
チェヨンは泣き顔のウンスの
頬を手のひらで包んだ
 
 
りょんりょん
 
 
タンがオクリョンを呼んでいる
 
 
ネ〜〜
 
 
はしゃいでいたタンは
両親が見つめ合っていることに
気がつくと慌てて
ウンスのそばに駆け寄った
 
 
ポ〜〜ネ〜〜
たんも
たんも〜〜
 
 
チェヨンは素早くウンスと
唇を合わせるとタンに言った
 
 
悪いな タン
ポッポは俺が先だ
 
 
いやぁね
ヨンたら大人げない
 
 
餓鬼で結構
息子にもイムジャは譲れぬ
 
 
チェヨンがうそぶく
 
 
うふふ
タン おいで
今度はタンの番よ
 
 
ウンスはタンを抱き上げると
その柔らかでぷっくりした
頬に口づけた
 
 
ポ〜〜ネ〜〜
 
 
━─━─━─━─━─
 
 
見送りのヘジャが見当たらず
ソクテは探し回り
部屋にいるところを見つけた
 
 
どうしたんだい?
旦那様も奥様も
ヘジャを心配しながら
王宮に行きなすった
 
 
おや
もうそんな時間かい?
ヘジャとしたことが
母さんに叱られるね
 
 
いや いいさ
具合が悪いみたいだって
俺が言い訳しておいた
それより本当に具合でも
悪いのか?
 
 
ソクテはヘジャに近づき
驚き足を止めた
 
 
泣いてるのか?
ヘジャ?
 
 
葬式でも泣かなかったヘジャが
座り込んで泣いていた
手には麻の袋の握りしめている
 
 
オクリョンがあたしにって
持って帰って来てくれたんだよ
母さん手製のお茶をさ
亡くなる前の晩に
「ヘジャに持って行くのを
忘れた」って姉さんに言ってた
そうなんだ
 
 
そうかい
 
 
ソクテはヘジャのそばに
寄り添うと肩に手を置いた
 

子宝に効く薬草入りなんだと


奥様にかい?


いいや
母さんも馬鹿だよ
姉さんに言ったんだと
これでヘジャも
子宝に恵まれるかもってね
あたしを
いくつだと思ってるんだい
そんなわけないのに


ヘジャの目から涙が溢れた
 
 
そうかい
ソンオク母さんにとって
ヘジャはいつまでも
気がかりな娘なんだな
 
 
馬鹿だねぇ
馬鹿だよ
 
 
ヘジャは泣き崩れ
ソクテの胸にしがみつく
 
 
ヘジャや
うんと泣け
それでいいさ
 
 
ソクテはヘジャの肩を
抱きしめた
 
 
そろそろ季節は春に移り行く
今朝はまだ
雪が舞っていた
 
 
*******
 
 
『今日よりも明日もっと』
目には見えなくても
感じる想いが暖かで
泣けてくる
 
 
 

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