薬用喫煙2

薬用喫煙ドゥームラ・パーナムは、鼻腔または口腔より薬物の煙を吸入すること。
毛細管を含む通気管に浄化作用をもたらす。

朝方、 夜の始まり、 食後、 春には鼻、咽頭、胸部のカパが増大し粘液が分泌されるため、カパ体質の人は定期的な薬用喫煙をすべきである。

しかしピッタ体質の人は喫煙を避ける。

ヴァータ体質の人は油性薬物を喫煙(スナイヒカ)すべきである。

鼻腔から吐き出すと目に障害も恐れがあるので常に口から吐き出す。

過度の疲労がある時とピッタ増悪のときは使用しない。

3口づつ吸い、吐き、これを3回づつ行う。

ナスヤ(鼻腔に薬用油を滴下)や眼に薬用ギーを点眼した後に薬用喫煙すると効果的。

禁忌 :
18歳以下 妊婦 頭部に外傷 目疾患 糖尿病 貧血 出血傾向 催下療法、催吐療法後
気絶 過度の口乾 喉が異常に乾燥してるとき 怪我してるとき 過度の疲労があるとき
立腹と深い悲しみにあるとき
また、牛乳 ギー ハチミツ 油もの、酒と魚毒性物質の摂取後。

参考:アーユルヴェーダ日常と季節の過ごし方 V.B.アタヴァレー著 平河出版社

タバコとガンジャーは薬用喫煙と考えてはならない、と(アーユルヴェーダ日常と季節の過ごし方 )にはある。
今日実用化されているタバコは成分的にも大変危険であり、中毒作用のみならず一般的な喫煙は一種の悪癖であるとしている。

ガンジャー(麻)が多くの国で禁止されていることは、様々な要因があるようだが、本来麻は日本でも神事に使われてきた大変有用な植物である。伊藤武先生の図説インド辞典(講談社)では、大麻とヨーガ(の神シヴァ)は切っても切れぬ関係であり、癒し効果に言及しつつも、その文化を知らないと結局は自己破壊につながること、現代日本に生きる私たちは、内なるソーマの分泌(アーナンダミド 至福物質)を開発していくことを提案されている。
この図説インド神秘辞典は他にも素晴らしい文章とイラストでヨーガの奥深い面白さに興味ある方はぜひお勧めする。(今は出帆新社から出ている)

私の瞑想の先生であるマハリシマヘーシヨーギーも瞑想で自家製での至福体験を開発すべき、と麻薬と神経系統への害を説き、麻薬中毒だった当時のミュージシャン(代表はジョンレノンなど)もマハリシの元で瞑想にいそしみ、中毒からすっかり足を洗って創造性を発揮して名曲を作ったことは有名である)
20年以上も前で時効なので書くが、私も10代のころ友人から、どんなもんかと1回試させてもらう機会があった。しかし作法やその意味するところを知らなかった故か、瞑想の至福にくらべれば私には泥のように明晰さのない、鈍く眠気を催すだけの魅力ない体験に終わった。そっちの方に行かなくて済んだのは、すでにマハリシの瞑想を実習していたのが幸いしたのだと思う。

しかし、薬用喫煙は正しく使用するならば、心身への恩恵がありいいとこ取りなのではないか。
瞑想に小道具はいらない、身一つで至福に至れるところがいいところだ。
しかしこのドゥームラ・パーナム及びアグニホートラは、薬草とアグニ、煙がより瞑想を深め味わい深くする。
瞑想のときに何気無く線香焚くのと原理は同じなのかもしれない。
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