アウトサイダーといえば、まず自分にとっては1983年頃出た日本のハードコアパンクのオムニバスレコードを思い出す。

当時田舎の中学生の自分の周りに、こんなアンチな異端児の音楽を聞いてる人など皆無だったが、貸しレコードの棚で見かけるそれらのレコードジャケットは怖くてかっこよく、当時から私にとってアウトサイダーという言葉は、近寄り難くもポジティブな意味を持っていた。

しかし一般的にはアウトサイダーなどというと社会のはずれもの、のけもの、差別的でネガティヴな意味にも捉えらるので、

「アウトサイドアート」
「アウトサイダーアーティスト」

という名称やカテゴライズには、当事者に対して失礼なんじゃないかとの思いがあったところ、

4回目の小林伸一さん訪問前に、
ちょうどよく図書館から取り寄せたアウトサイダーアート関連本を読むことができて、
偏見と誤解が払拭できた。

作り手の内側から生まれる創造性と独創性をもつ表現に対する賛辞として、
ポジティブな意味で捉え直すことができたので、
ここでは賞賛を込めてそう呼ばせてもらおうとおもう。

アウトサイダーアートは

「アートの世界の枠組みを突き破ってしまうような真の驚きを与えてくれる作品に対する称号」

「アートが本来持つべき自由さと奔放さをもつ」

「芸術的教養に毒されていない表現」

「作者が生きる規範と照らし合わせてそれがいかに大胆であるかが重要」

「管理化 情報化の進んだ現代社会において
社会的にアウトサイドでいることはますます困難である」

(アウトサイダーアート 現代美術が忘れた芸術/
服部正より)

まさに上記の意味で小林さんはホンモノのアウトサイダーアーティストだ。
作品だけでなくご本人も自然体で自分に正直なユニークな人柄である。

4回目の昨日、印象に残ったお話など。

人は一人で生まれて死んでいくのだから
一人で行動することの大切さ

自分だけでなく人のことも
よく「考える」ことの大切さ

絵のアイデアは寝てる時に得る

朝4時前には起きて(睡眠時間3時間)
御足づくりに精を出されてることなど。

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玄関

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砂壁に書くために点々になったとのこと

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制作場所を兼ねた台所の窓

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階段にも丹念に描かれている

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御足づくり

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食器棚

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小林伸一さん 
見学者に一枚一枚心こ込めてお名前入りの吉祥絵を描いてくれた。
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