恋愛コメディかと思いきや、かなり切ないラブストーリーでした。別れた彼女との楽しかった思い出の中を二人で逃げていくジム・キャリーは思いっきり後ろ向きですが、ここまで未練たっぷりだと応援したくなります。脚本もいいですが、ジム・キャリーとケイト・ウィンスレットの二人が抜群によかったです。特にシリアスとコメディを混在させたジム・キャリーの演技が素晴らしかったです。

物語自体はチャーリー・カフマンの脚本にしてはハチャメチャ度が足りませんが、その分とても練り込まれていて、時系列などのこった構成がとてもよかったです。また、なんにでも興味を示し情熱的だけど不安定なクレメンタインと安定しているけどただ人生を生きているつまらない男ジョエル、この二人の対照的なキャラクター設定もいいですね。

いい映画です、好き嫌いは別れるかもしれませんが観て損はないと思いますよ。


<相手の嫌いなところも含めて好きになれば二人はやっていけるのかな >