アメリカでリメンバー○○といえば、パールハーバーかアラモというのは有名な話。敵国に侵略されたことがほとんどないアメリカの歴史の中で、このアラモ砦の悲劇は今もまだ語り継がれている。時は1863年メキシコ、独裁者サンタアナから独立をはかるテキサスの民衆はアラモ砦へと集結した。サンタアナ指揮のもと猛然と襲いくるメキシコ兵、対するはテキサスの英雄ディビット.クロケット!ここに歴史的な戦いの火ぶたは切って落とされた!!
と、歴史スペクタル大好き人間の私は脳内でこういう風に盛り上がって見に行ったのだけど、実際の映画はまったくのグダグダ映画だった。史実だから仕方ないのかもしれないけど、13日間もだらだらと戦闘が続くので、まったく緊張感にかける戦闘シーンになってしまっている。まぁそれだけではなくて、感情移入のできない登場人物たちも問題、現アメリカ大統領のブッシュが代表するようなテキサスのあらくれ男たちは、酒とナイフが友達の暴力集団にしか見えず、独裁者の圧制のもと無茶な攻撃を強いられるメキシコの兵士たちに同情してしまった。映画の後半は、密かにメキシコ兵を応援してた。早くこの戦いを終わらせてくれと・・・。
アメリカでかなりの酷評をされて興行的にも随分とコケたらしいです。日本でも同じ運命をたどることでしょう。
公式ページ
http://www.movies.co.jp/alamo/