2010-07-16 08:30:00

「貴社」と「御社」(2)

テーマ:基礎編|文章技術と作法
「貴社」と「御社」の使い分けの基本は、先回書いたとおりです。

では、貴社を話し言葉の中で使うとか、御社を書き言葉で使うのはマナー違反なの?
ということですが、すべてがマナー違反とまではいかないと思います。

しかし、貴社は「帰社」、「記者」、「汽車」など、同音異義語が多く、また、「き」という音は、発音しづらい、聞きづらいと感じる方もいらっしゃるので、話し言葉の中では避けた方が無難でしょうね。

では、御社を書き言葉に使う場合。

まず、正式な文書、形式的な文書では、NGです。
『貴社ますますご清栄のこととお喜び申し上げます』
とは書きますが、『御社ますますご清栄・・・』と書かれた文書は見たことがありません。

ではメールの場合ですが、比較的くだけた表現が許される相手の場合は、「御社」でもよいのではないかと考えます。

ただ、一件のメールの中で、貴社を使ったり、御社を使ったりということはやめましょう。
読み手も、同じ意味の違う言葉が再々登場するのはわずらわしいものです。
どちらかで統一した方が、すっきりした文章になりますし、読み手側の違和感も少なくなると思います。

応用というのは、あくまでも基本を理解したうえでのことですよね。
言葉の使い方に限らず、しっかりした基本を身につけていく意識をしましょう。

自信がなければ、基本に戻る。
基本に則った使い方をすれば、ルール違反、マナー違反といった状況は避けられます。

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