ナイトミュージアム3 エジプト王の秘密』を観てきました~(^-^)/

振り返ると、映画館で映画を観るのは約3年振り。
どうりで、チケットを買うのも、上映前に15分もあるCMや近日公開の映画予告も
とにかく新鮮で、ワクワクするはずです。
ただ、「録音録画は犯罪です!」のイメージ映像が、妙に道化な演出で、不気味に感じたのは
私だけでしょうか。


舞台は、ニューヨーク自然史博物館からロンドンの大英博物館へ。
今回も展示品が動きだし、冒険します。筋は極めて単純なんですが面白かったー!
そのわけが、最近読んだ寺田寅彦の随筆の一節にあったので、早速、引用です(笑)。

人が見ているのは実は筋ではなくしてシーンであり、あるいはシーンからシーンへの推移の
呼吸である。(中略)アメリカ喜劇のナンセンスが大衆に受ける一つの理由は、つまりここに
あるのではないか、有名な小説や劇を仕組んだものが案外に失敗しがちな理由も一つはここに
あるのではないかという気がする。

『俺たちフィギュアスケーター』に感動したことは誰にも話せませんでしたが、問題なしですねにひひ
また、過去に原作がよかったから映画も観たら失敗したと思った映画も、寺田寅彦のおかげで
少し気持ちが納まりました。



話がそれましたが、テーマは、マイブームの「古代エジプト」。
小道具の石版に描かれたアテン神をあらわすヒエログリフ文字や、
さりげなく、ミイラにする過程の内臓の話や、出エジプト、太陽信仰や
北極星信仰など、演出や台詞に暗示されるものがあって、ニヤニヤしちゃいました。


ルーズベルト大統領を演じたロビン・ウィリアムズの最後の映画でした。
エンドロールに、ロビン・ウィリアムズに捧ぐとても短い言葉が流れました。
原文は見逃しましたが、字幕では、ご冥福をお祈りいたします的な定型文ではなく、
ロビン・ウィリアムズと彼が演じた役の両方への感謝や尊敬や悲しみや哀悼の込められた
言葉でした。私の意図し過ぎかもしれませんが。
私はロビン・ウィリアムズのことは、このシリーズの映画でしか知らないのですが、
胸に響くものがありました。