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『羽生善治論  天才とは何か』  著:加藤一二三


毎度のことなのですが、棋士の方の言葉を読むと、気持ちが整います。
ということは、この本に手が伸びた今の私は、散らかっていたのだと思います・・・叫び


去年、ソチ五輪出場の選手の愛読書が新聞に紹介されていて、
カーリングの小笠原歩さんが羽生善治さんの本を挙げられていました。
同じ釜の飯論理でしょうか、飯と本の違いはあれど、小笠原さん大好きです。


この本の中で、加藤九段が羽生さんの将棋の特色を「正統にして王道」と語られていました。
加藤さんと当時高校生だった羽生さんとの対局で、羽生さんが打った「5二銀」に「ウョー!」
と叫んだ加藤さんの話は有名ですが、加藤さんが驚いたのはそれより約20手前に羽生さんが
打った「4八玉」だったそうだ。「羽生マジック」や「妙手5二銀」という言葉が先走りしがちですが、
羽生さんは「正統にして王道」。神武以来の天才と呼ばれた加藤さんの分析はとても興味深くて、
どちらかというと地味でコツコツ派の私に勇気を与えてくれるお話でした。


飛ぶ鳥落とす勢いの若き時代の羽生さんが挑む姿を、旧約聖書のダビデに重ね合わせたり
(ゴリアテが誰かは内緒にしておきますw)、あるエピソードをギリシャ神話の神に
なぞらえたり、何度覚えても忘れちゃうカタカナの神様の名前が頭に入りました(笑)。


棋士にとっての「体力」とは消耗しないこと。いいかえれば「いかに長時間、フレッシュな状態を
保てるか」ということで、肉体的トレーニングをしたからといって身に付くものではないそうです。
そう聞くと、運動しなくていいんだわと、楽な方へ曲解しがちな私ですが、もっと高度な話ですよね(笑)。
でも、心掛け次第で出来そう!と思うだけでフレッシュな状態になるってもんですニコニコ
「健康」とは、「よく考えられる状態、熟考できる状態」だと分析されていました。

私は平凡なオバサンですが、職場や家庭で時々、苦悩もあります。そんな時でも
嬉々として考え、向き合えるような秘訣をこの本からそっと教えてもらったような
気がします将棋
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今日のお昼は外食しました。



ハンバーグとオムライス。

卵は「ヨード卵・光」を使用しているそうです。
そう言われると、なんだか体に染み入る気がして
元気になりました。
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NHKの「100分で名著」。
たまに録画して、たまにテキストも買います。
12月の題材はシェイクスピアの『ハムレット』でした。



四大悲劇(ハムレット、オセロー、リア王、マクベス)は必読書であると
なにかの誰かの読書案内に紹介されてあって、真面目な私は啓蒙されて読んで
いたので入りやすかったです。


国王(ハムレットの父)が、国王の弟(ハムレットの叔父)に殺され、王位に就いた。
しかも殺された国王の妃(ハムレットの母)と再婚をして・・・・
亡き父の亡霊がハムレットの前に出て真実を明かす。そして復讐を命じる。
ハムレットは悩む。父の仇討をするか、否か・・・


かつて読んだときは、正直、優柔不断なハムレットにイライラしたものですが、
そんな薄っぺらな話ではなかった。そうでなきゃ400年以上も愛読されないですよね(^▽^;)


時代背景が複雑だった。中世と近世のはざまです。
有名な言葉で象徴すると、
中世の自我とは「神の照覧あるが故に我在るなり」、
近代の自我とは「我思う故に我在り」。

ハムレットはただの優柔不断男ではなく、理性で考える近代的な自我に目覚めつつも、
中世的な「神の摂理」も引きずる、というところで揺れていたとも考えられる。


イングランドの宗教も複雑だった。カトリックとプロテスタントのはざまです。
カトリックは亡霊の存在を認めるが、プロテスタントは認めず、亡霊は悪魔が見せる幻影とされた。
ハムレットは殺された父の亡霊に復讐を命じられるのですが、通っていた大学は宗教改革の
ルターが教えていたバリバリのプロテスタントの総本山だったのです。
カトリックとプロテスタントのあいだで揺れていたとも考えられる。ちょっと違うけど、
平清盛の息子の「忠ならんと欲すれば孝ならず、孝ならんと欲すれば忠ならず」を思い出しました。


イングランドのヘンリー8世といえばメタボな肖像画が真っ先に浮かびますが、
それは置いといて、、、
離婚が許されないカトリックを無理矢理排してイングランド国教会を公的宗教にし、
6人もの妃を次々に取り替えた(しかも結構怖い仕打ちをして・・・)。
ヘンリー8世の死後も混乱は続く。プロテスタント寄りの治世になったり、その次の治世は
カトリック寄りでプロテスタント狩りで大虐殺、またその次は逆にカトリック狩りで更に厳しい
大虐殺・・・


シェイクスピアの父は敬虔なカトリック信者だったそうです。シェイクスピアの人生には
どこで何をしていたのか分からない空白期間があるのですが、プロテスタント勢力が強い時期で
あったため、カトリックという出自が謎の空白期間に関係していたのかもしれないという仮説も
頷けました。


ほかにも、全4回の放送でハムレットが悩んだ先に悟ったことや、あの名画「オフィーリア」の
話も興味深かったです。作品として読んでも面白いし、身の周りの悩みや問題に置き換えて読ん
でもヒントを得れるし、歴史の勉強にもなるし、共感できることがいっぱいでした。

シェイクスピアの生没年を「ヒトゴロシ(1564年)の芝居をイロイロ(1616年)書いた」
という覚え方があるそうです。メモ
徳川家康のほうが随分と長生きですが、同じ没年ということも併せて憶えておこうと思います(*゚ー゚)ゞ
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『高杉晋作 ~吉田松陰の志を継いだ稀代の風雲児~』  著:童門冬二


映画やドラマから、私が持つ高杉晋作のキャラは、頭脳明晰でヤンチャ者で暴れん坊
というイメージでした。当たり前だけどそれだけじゃなかったです。
漢詩や都々逸なんかも、素人の私が言うのもなんですが、詩心もユーモアもあって
感動しちゃった。山口県出身の人が「尊敬するのは松陰先生、憧れるのは高杉晋作」と
話すのを耳にしたことがありますが、なるほどな、と思いました。

大河ドラマ『花燃ゆ』は見ていませんが、時代背景は気になったので堂門さんの
『吉田松陰』を読んでみたのですが、高杉晋作をはじめ、幕末屈指の英雄たちの生き方や
思想が、思いのほか胸を熱くしてくれるので癖になりそうです。幕末ファンが多いのは
そういうことなのかな。私は歴女にはなれそうにもないですが、生き方や日本人とは何ぞや?
という永遠のテーマのヒントが歴史にはあると思うので、もう少し能動的に勉強しないとね、
と痛感しました(^^ゞ
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『日本の昔話』 著:柳田国男


昔話に出てくる動物といえば、キツネ。大体は化けて人間を騙して最後には成敗されちゃうか
欲深い人間にお仕置きをする常連キャラです。そんな悪役というか怖いキャラのキツネですが、
趣が違うお話がありました。


むかし美作の或山の峠の上に、一軒家の茶屋があって、喜兵衛という人の夫婦が住んでおりました。その喜兵衛の茶屋へ、或る日の晩おそくなってから、立派な身なりをした旅武士が入って来て休みました。よく見るとそれは狐の化けたのでありました。袴や着物や大小の刀ばかりは、本当の武士通りでありましたが、まだ一向未熟の狐だったと見えて、少し毛があって顔は尖っておりました。耳も三角で突っ立っておりました。それを自分では知らぬものだから、よく化けたつもりで、大そう威張っておりました。喜兵衛はおかしくて堪りませんが、やっと我慢をして笑わずにいました。しかしどうするか見てやろう思って、金だらいに水を一ぱい汲んで来て、御使いなさいましとその狐の武士の前に置きますと、暫くしてから狐は水を使うつもりで、うつむいて自分の顔を水に映して、はじめてまだ化けきれずにいたのに気がつきました。そうして非常に驚いた声を出して、茶屋を飛び出して何処かへ行ってしまいました。
その次の日に喜兵衛は一人で山へ木を伐りに行きました。そうして帰ってこようとしていますと、出しぬけに林の中から喜兵衛さん喜兵衛さんと、小さな声で呼ぶ者があります。姿は見えなかったけれども返事をしますと、喜兵衛さん、昨晩はおかしかったなぁとその声が言いました。それじゃ昨晩の狐だなと、喜兵衛さんにはすぐにわかりました。昔は狐でもこの通り正直者で、人と一緒に笑うことが出来るものと、多くの山の人は思っていたのであります。
                                 p74~75『狐が笑う』



大爆笑もいいけど、こういう「クスリ」とした笑いって、面白い。
それに、深読みすれば、化けの皮や金メッキ剥離的な教訓もあるし、
喜兵衛さんの好奇心と大らかさ、ユーモアにも憧憬です。


『遠野物語』は、序文の「願わくはこれを語りて平地人を戦慄せしめよ!」に若干、怯えながらの
読書となりましたが、今回は、古事記を暗示させるお話や、読後にザワザワするお話などもあり、
「まんが日本昔話」をテレビで見ていたあの頃のような気持ちで愉しめましたニコニコ
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『梅干と日本刀  日本人の知恵と独創の歴史』
『続・梅干と日本刀   日本人の活力と企画力の秘密』
著:樋口清之 


参考文献としてよく引用されているので、いつか読みたいと思っていた本です。
堅そうなイメージの本ですが、歴史のお勉強になるのみならず、「日本人とは何ぞや?」という
永遠のテーマが根底に流れているので、とても裾野が広がる読書となりました。

私は白いご飯が大好きで、白米抜きのダイエットは絶対不可能な性なのですが、
この本を読んで益々お米が好きになりました。確かに白米だけでは栄養が偏りますが
日本人は白米を好むがゆえ、それに合う副菜を造創をしたのも一理ありのようです。
塩辛や漬物、干物などの発酵食品だけでもかなりの種類がありますよね。しかもそれらは
栄養を補う。科学的分析など無い時代に、実は凄い食生活を無意識に日本人は営んできた。
和食が無形文化遺産になるなど、日本食は栄養学的にイイと称賛されていますが、
栄養学といった学問の方が実生活を後追いしてる状態です。

ゴボウは日本人しか食べないらしいし、ニシンが昆布に卵を産み付けた子持ち昆布までも
慶んで食べる日本人は海外から見ると、相当悪食らしいです。ナマコもにひひ


日本人にとって大事な米。米といえば稲作。田は畑と違って平坦でなければなりません。
水を均一に張らねばならないからです。そのために、あれこれ根気よく工夫した。
ホント「水平命!」って感じで!数学的に見たら物凄い高度な科学的なことをやっていた
そうですよ。

古代史の関裕二さんの本で、「稲」がキーワードになっていたことを思い出しました。
雷のことを「稲妻」といったり、「稲荷神社」にも「稲」という字が付きます。
最近気になっているのが「稲城(いなじろ)」。稲で作った城なので、すぐに燃えて
落とせそうな城ですが、矢を向けることができなかったそうです。それはやはり「稲」には
なにか神聖なものが宿っていると古代日本人は思っていたのだと思うのです。
お米を研ぐとき、一粒でもこぼれると必死で拾いますので、私の中にもそのDNAが流れて
いるのだと思います。
東京都に稲城(いなぎ)、千葉には稲毛(いなげ)という地名があるので、資料館みたいな
文化センターがあれば何かヒントがあるかもしれないので行ってみようと考えています。
稲の字が付くものに敏感になっています。

なんだかお腹が減ってきました。オニギリ食べたい!にひひ

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『全1冊 小説 吉田松陰』 著:童門冬二 を読みました。


去年の大河ドラマ『軍師官兵衛』は『平清盛』以来、久々にハマりましたので
今年の『花燃ゆ』は、お休みです。
でも、必ず話題にのぼるし、あまりよく知らないし、いい機会なので読んでみました。


童門さんの本は何冊か読んだことがあり、テレビで話されるのも何度も観ている。
顔も好みなので(!)息が合うというか相性がよくて、分厚い本ですが楽々完走できました。
松陰が後世に残した精神から、総理大臣には長州藩出身が多いのも頷けました。もっと
遡れば関ヶ原や毛利元就なのでしょうが。
巻末の安倍総理と童門さんの対談も面白い。安倍晋三も晋太郎も高杉晋作の「晋」の字
が付いているとは今まで気がつきませんでした。


読んでみると、誰があの役を演じるのだろうか?どの場面をドラマ化するのだろうか?
と気になるものですね(笑)。HPの相関図を覗きましたが、私が気になった佐久間象山の
名前が無かった。。。
主役は松陰の妹だから違う目線で描かれているのでしょうね。

童門さんが色々執筆されている人物シリーズ、ハマりそうな予感ですグッド!




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音戸の瀬戸の次は、呉の潜水艦基地をぶらぶら。


旧海軍時代からの主要基地。ちょうど『坂の上の雲』の再放送を見ていることもあって、
身が引き締まる思いで眺めました。受け継がれているものがあるのだろうな、と。







詳しくないけど、なんかカッコイイのです




あれ何?イージス艦?とか話してたら、そばにいた人が「音響測定艦ですね」と教えて
くれました。






画像では見えませんが、各々の艦に、日の丸が旗めいていて、グっときた



潜水艦がこんなにも集まっているのを、初めて見ました。
数年前に訪問した海上自衛の資料館、『てつのくじら館』は→コチラ



遊歩道には正岡子規の句碑


呉では、月に何回か公開されているそうです。横須賀でもやってるのかな?
行ってみたい。

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年末年始は、夫の実家(広島の離島)へ帰省していました。
どうしても夫の家では何をするにも気を遣うものです(笑)。
義母も高齢ですし、私達夫婦と義妹家族が押し掛けたものですから
普段一人でマイペースに暮らす義母も朝昼晩毎度の食事の支度も大変です。
ですので、3泊のうち、真ん中の1日は主人と二人でドライブに出掛けました。

大河ドラマの本編の後に、所縁の地を紹介する短い紀行VTRが流れますよね。
『平清盛』を放送しているときに、紹介されていて行ってみたかった場所です。


【音戸の瀬戸公園】



赤いのが、音戸大橋です。



『新平家物語』の執筆のため、取材に訪れた吉川さんが詠んだ歌が三角の石に刻まれている。
吉川さんの『三国志』は読破したものの、あまりにも長編で正直、懲りていたのですが、
縁があるのかな?また読みたく、というか読まねば感が湧いてくる不思議現象が・・・(笑)
ちなみに、丸い石が平清盛(無字無紋)で、時間を越えて対話する清盛と吉川英治の様子が
表現されているそうです。私も柵の外から対談をしばし眺めさせて頂きました。



少し離れた高台ですが、銅像好きとしては、やっぱり押さえておかねばなりません。
【平清盛 日招像】 音戸の瀬戸掘削800年記念に建立。

六波羅蜜寺の平清盛坐像とは随分と人相が違っていて、爽やか路線でした。
音戸の瀬戸は、そもそも地続きだった本土と音戸島を、わずか90Mという幅で、清盛が
掘らせた海峡です。

なんとなく源平合戦のために掘削されたものと思い込んでいましたが、案内板を読むと、
厳島に住む美しい姫のおねだりに応えて掘削したようなことが遠まわしに書かれていました。
(出た!セクシー攻撃)
ま、その姫の後ろで糸を引く誰かがいたのかもですが、「平家にあらずんば人にあらず」の
とおり、平家は超お金持ちじゃったのねーーーー!(なぜか広島弁になる私)


それを見下ろす背中も素敵



せっかくなので音戸大橋を渡って対岸の【清盛塚】へ。次回は、日本一短い航路(約90M)
の渡し船に乗ってみたい。料金70円!時刻表なしで一人でも都度出港なのだとか!

実際に行ってみると、瀬戸内海の複雑な潮流の中、90Mとはいえ、よく掘削したもんだなぁと
恐怖にも似た感動が肌に走りました。音戸の瀬戸の掘削は1167年完成ですが、「清盛塚」は
1184年に建立されたそうです。その1年後の1185年は歴史や仏像史ではターニングポイ
ントな年号で、個人的にムラムラするのですが、壇ノ浦の戦いで平家が滅亡した年です。
リアルに平家物語の冒頭が頭の中でリフレインしました(もちろん、琵琶法師バージョン)。
余談ですが、1582年、1867年もムラムラしちゃう年号です。

清盛は「清盛塚」の完成より前の1181年に布団の上で死んでいますので、清盛の死後
わずか5年足らずで平家滅亡ということは、つくづく清盛ってカリスマだったんだなぁ、
そりゃあ六波羅密寺の坐像みたいな顔になるなぁ、と。




お昼ごはんは、前日に瀬戸内の牡蠣や魚をたらふく食べたので、豚の角煮定食を。
副菜もお汁も出汁がよく効いていて美味しかった~


久々の更新&平清盛という3年前の大河ドラマを追うお話で、しかも長文になって
しまいましたが、最後まで読んで下さりありがとうございました。
今年もよろしくお願いしますりんご

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明けましておめでとうございます
今年もよろしくお願いいたしますりんご


このタイミングで今年の抱負や目標を掲げたいものですが、なにぶん
心身ともに、寒さに弱いもので、心機一転は4月始まりということにしましょにひひ


先日テレビで、サイエンス作家の竹内薫さんが、目標は複数持つ方が
達成する確率も高くなって人生楽しくなる、といったことを話されていました。
そういう考え方もアリだなと大いに共感しましたので、今、思い浮かぶ些細な目標2つに加え、
桜の花が咲くころまでに複数の目標を考えてみようと思います。


過去に書いた自分のブログを読み返してみると、お天気のごとく内容も文体も気まぐれで、
時々、自分でも腹の立つような生意気なことを書いていたりもします。(反省見ざる
今年もそんな類人猿な私ではございますが、立ち寄って頂けたら嬉しいです。

皆さまにとって、笑い多い年になりますように音譜
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