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『百寺巡礼  第一巻  奈良』
  著: 五木寛之  (講談社文庫)


先日読んだ関裕二さんの本の余韻が残る中、五木寛之さんの奈良も感じたく
手に取りました。その土地や仏像のお話とその背後にある歴史の光と影、
はたまた人生とは、人間とは何ぞやまで考えさせられました。


ぜひこの眼で見たい仏像。中宮寺の「半跏思惟像」。
頭には、まぁるいお団子2つ。右手を頬にあて、足を組んで思惟されている姿は、
なんともなんとも不思議なやさしい雰囲気が漂う。ロダンのマッチョな「考える人」
とは違うオーラだな( ´艸`)

五木さんはこの半跏像を、特別にうしろから拝観させてもらった際、仏像の足の裏が
ふっくらと肉のついた偏平な形だったことに注目。五木さんも偏平足だそうで、とても
親近感がわいたそうです。

偏平足はアーチの形成が未発達ということで病気扱いされ(特にドイツ派)、明治時代に
陸軍の軍医だった森鴎外は、徴兵検査で、偏平足の青年たちを、どしどし甲種合格から外した。
でも、日本の農村では偏平足は「わらじ足」と呼ばれ、「働き者」の代名詞だったそう。
子供のころからの労働で、足の裏の筋肉が異常に発達したもので、アーチの形成の未発達とは
異なるものらしい。
実は私も立派な扁平足。小学校の図工の時間に、手の平と足の裏に絵具をぬって模造紙に
ペタペタとやったとき、足形を友人に指摘されて以来、私にとって足の裏は恥部でしたが、
なんだか市民権を得た気分ですにひひ

いつも五木さんの文章には、笑わせられ、心躍らされ、しんみりさせられます。
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こんなん出てきました!

幼少期、「カレーライス」か「ライスカレー」かの論争を繰りひろげたことは
懐かしい思い出です。
これはライスにルーを後がけするからライスカレーに分類しよう( ´艸`)

魔法のランプのような入れものに、テンションが上がった木曜日。
あと一日働いたら、休み!頑張るぞ~馬DASH!

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日曜夜、風呂のリモコンのボタンを押したら、うんともすんとも。。。。。。
画面には、謎の数字「502」が、チカチカ叫び

湯沸し器の寿命は10年、費用は最低20万、そんな話を聞いたことが
あるようなないような。。。。嗚呼。。。。

とりあえず、取扱説明書。
いきなりエラーコードを見るのは怖ろしい。まずは「故障とお考えになる前に」と
「よくある質問」をチェックして、いよいよエラーコード一覧表のページへ。
こういうのは、だいたい後ろの方のページに載ってるんですよね。ドキドキ。
502は、「自動・たし湯」のエラーらしい。

その日はシャワーで済ませ、翌日夕方、仕事から帰宅して東京ガスへ問い合わせました。
ガスの料金表の下のほう、事例別に4種類ほど電話番号が記載されているなんて知りません
でした。勉強になるものです。ピンチは人間を成長させてくれますにひひ

なんと、その日のうちに来てくれました。調査の結果は、部品交換でOKとのこと。
湯沸かし器全取っ換え、と腹をくくっていたので、少ない出費でヨカッタです。

ついでに、シャワーの水圧が弱くなっていたのも修理してもらいました。
もうひとつ、湯を使うと、ベランダの排気口が、なんとなくガス臭いのが心配だっ
たので相談したら、すぐに計器で測定しくれました。標準値で問題ないとのことでした。
どちらも毎日のプチストレスになっていたので、これで安心です。


それにしても、修理にきてくれた技術者の、素早く丁寧な作業に感動してしまいました。
ライトや計器や様々な形をした道具や部品がきちんと整理された四角いカバンの中から、
迷わず目当てのものを取り出して作業を進める姿は、千手観音にもブラックジャックにも
見えました。なにか尊いものを感じたのでした。

お風呂にも物語がある。昨夜は復活した我が屋のテルマエで、体も心も温まりましたニコニコ
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『大和路の謎を解く  古代史巡礼の旅』
   著: 関 裕二   (ポプラ新書)


関さんのことは「逆説の古代史家」、と勝手に命名して親しみを抱いています。
講演会とかがあれば、ぜひとも、この眼で見て話を聴きたい人です。

今まで読んできた関さんの著書を思い出しながら、現在の奈良と、古の奈良を旅した気分です。
古代史に出てくる人物は、名前が複数あったり、難しかったりで、すぐに忘れて、アレ?アレ?
となるのですが、神話などの小話や考古学を史実にからめ、想像と妄想たくましく語られており、
ボワっとビジュアルも浮かぶ感じで、右脳?も動く読書となりました。


百鬼夜行、魑魅魍魎の跋扈、それを鎮める寺々、仏像。。。。
知れば知るほど、古代人の霊性を感じてしまいます。
ヤマトタケルは、「やまとは国のまほろば~  」と望郷の念が込められた歌を詠んだ。
大和魂という言葉は、現在でも使われるし、宇宙戦艦にだってヤマトという名が付けられる。
これはやっぱり、奈良へ行かねば!です。
大阪で暮らしていたころ、何度も奈良へ行きました。
柿の葉寿司を食べて、鹿に癒されてる場合じゃなかったわ!今になって思うのでしたにひひ

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6月の、『NHK100分で名著』は、ソポクレスの『オイディプス王』。
指南役は作家の島田雅彦さん。進行役の伊集院光さん、今回も面白かった!


2500年も前に書かれたギリシア悲劇の傑作。
王ライオスは、「生まれた子(オイディプス)は、汝を殺すだろう」という不吉な
神託を受け、オイディプスを捨てる。ところがオイディプスは、跡継ぎのいない
異国の王に拾われ、後継者として愛情いっぱいに育てられる。

そんな出生の秘密を知らずに成長したオイディプスが今度は不吉な神託を受ける。
「父を殺し、母と交わるだろう」と。。。。
それを避けるため、オイディプスは、その地を去る。その道の途中、ささいなことから
老人を殺してしまう。その老人が本当の父(ライオス)だということは知らずに。。。。

そして辿りついた地で、有名な「スフィンクスの謎かけ」を解き、王となる。
その地が生まれた場所とは知らずに。。。。。
そして未亡人の皇后と結婚。その皇后が実の母だとは知らずに。。。
そして、やがて秘密を知ってしまうオイディプス。。。。叫び叫び


襲いかかる悲劇。運命との付き合い方、全てを失って心眼を得た境地、
捨て子、親殺し、近親相姦、自分探し、etc。。。その根底には、現代にも通じる
心理が詰まっていました。


テキストでは、アレクサンダー大王やギリシア神話の神々にも触れられており、
本筋から脱線した小話も好奇心をくすぐられました。

このシリーズのテキストは、わら半紙のような紙質で、手触りと書き心地が、
あの頃の懐かしさです。
3色ボールペンの読書法がありますが、本に線を引くのは勇気がいるもので
実践できないのですが、このテキストなら躊躇なくできます。というか余白も
たっぷりとってあるので、書かなきゃ損!みたいな。

7月は、小泉八雲。もうテキストも買いました。楽しみですニコニコ

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『美しく怒れ』
  著: 岡本 太郎    (角川oneテーマ21)


いつも岡本さんの文章を読むと、泣きそうになります。
自分の親にも感じたことのないような、なんか凄い包容力。
心の声に耳を傾けてくれるような。

この前、BSで岡本太郎さんの母、「岡本かの子」さんの特集をしていました。
ユトリロの母、シュザンヌバラドンも凄かったけど、かの子さんの恋愛遍歴も強烈でした。
でも、この二人には、不潔さは感じず、むしろ純粋で透明に思えるんですよね。


いやったらしい、コスッカライ、ひねこびた、犬が西向きゃ尾は東、など
凡人には到底使いこなせないような表現が、今回も満載で愉しかったです。

芸術は爆発だ!が先走りしてるけど、もっと壮大で、人生は爆発だ!なのだなと思いました。
職業は?と聞かれ、「人間です」と答える太郎さん、大好きです。


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『いやげ物』
  著: みうらじゅん   (ちくま文庫)


「いやげ物」とは、もらって嬉しくないお土産。みうらさんの造語です。
貝細工の置物とかアクセサリー、金色の東京タワーの置物(なぜか温度計付き)、
地名入りのTシャツ、変な掛け軸などなど、観光地のお土産物屋さんで、誰が買うの?と
思うような品々について、書かれた本です。


去年、渋谷パルコ美術館で、みうらさんが、そんなどうかしてる「いやげ物」の
コレクションを展示した「いやげ物展」へ行って大笑いした記憶が蘇りました。→コチラ
その時に、図録がわりに買った本で、そのまま本棚で熟成していたのですが、少し前に
新聞の書評欄で、漫画家のヤマザキマリさんが、この本のことを書かれていたことを
急に思い出して手に取りました。読後もジワジワと可笑しさがきます。


同僚は、義父母から沖縄土産にソテツをもらい、今では毎年、ノコギリで剪定しなきゃ
いけないほど庭で成長しているそうですにひひ

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「エビ煮込みカレーにチーズをトッピングすると美味しいよ!」
というお友達の情報を得て、久しぶりに『ココ壱番館』へ。 
デザートに半熟玉子も( ´艸`)

未知のオーダーだったのですが、魚介系カレーとチーズは名コンビでしたグッド!
チーズが予想以上に伸びるので、まるで納豆を食べるときのように
スプーンを旋回させて、ぎこちない手つきでしたが、食べ終わるころには、
我ながら堂に入った所作で食べることができました。
スパイスの影響もあると思いますが、なんだか愉快になりましたよヨ。
次回は辛さを少しUPしてみようニコニコ


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『6つのキーワードで読み解く西洋絵画の謎』
   著: 千足 伸行   (ビジュアルだいわ文庫)


通勤電車の中で、仕事前の緊張と、仕事後の疲労を慰めてくれる本でした。
家事と仕事だけの一日は、自分が部品になったようで切ない。。。。
先日読んだ本の千足先生の文章で、すっかり千足ファンになっていたので、
迷わず買った本です。

見開き2ページで有名どころの名作を、6つのキーワードで解き明かす。
頭の中でバラバラしていたものが、不思議と整理されて、新たなヒントもゲットできたグッド!
例えば、ルネサンスの時代の、「色彩重視のヴェネチア派」と「デッサン重視のローマ、フィレンツェ派」
というくくりに、なるほどー!なるほどー!と刺激されまくりでした。


時間と精神的余裕がなくて、美術館へ行く機会が激減しとりますしょぼん
カバンにヒョイと忍ばせて、どこでもマイミュージアムの空間に。
文庫サイズなので、狭いマンション暮らしの本棚でも邪魔になりません。
大きい本は結局、断捨離しちゃうんですよねσ(^_^;)
千足先生のこういう本がもっと出てほしい!と願うのでした。

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『ローマ人の物語9   賢帝の世紀』
   著: 塩野 七生  (新潮社)


この巻は、賢帝といわれているうちの3人の皇帝のお話でした。


①「皇帝トライアヌス時代」
初めての属州出身のローマ皇帝。
私生活はすこぶる出費の少ない皇帝で、妻は教養が高い女性だったけど、美人でも派手でも
なかったので、元老院議員の妻たちや、国民からのブーイングもなく、いい感じだったようだ。

塩野さん曰く、
「女とは、同性の美貌や富には羨望や嫉妬を感じても、教養や頭の良さには、
羨望もしなければ嫉妬も感じないものなのだ。(p38より引用)」

ヒャ~!女って古今東西、感情の生き物なのか。。。。。(ノ゚ο゚)ノ
チョット、小保方さんへのバッシング騒動を思い出しました。
小保方さんは、全部揃ってるような。。。。



②賢帝ハドリアヌス時代
少年時代のハドリアヌスは、あだ名は「ギリシャっ子」というほどギリシア文化にかぶれて
いたそうな。古代ローマではギリシアとは違い、男たるもの質実剛健がモットーで、ヒゲは
はやさない習慣だったのだが、ハドリアヌスは初めてヒゲをはやした皇帝らしいです。
昨夜のテレビで『テルマエロマエ2』を見ましたがハドリアヌス役の市村正規さん、立派な
ヒゲでしたので、コメディーとはいえ、ちゃんと時代考証されているな、とニヤニヤしちゃい
ました。今後、彫像を観るとき、ハドリアヌス帝以前か以後かは、ヒゲでチェックしてみよう( ´艸`)




③賢帝アントにヌス・ピウス時代
この皇帝を語る章は、部厚い本のうちのほんの少しでした。
慈悲深いという意味の「ピウス」が名前につくほど、この皇帝の日常生活は、議員であった時と
変わらず、豊かではあったが豪勢ではなかったそうで、塩野さん曰く、
「狩りを好んだハドリアヌスに対して、アントにヌス・ピウスは釣りを好んでいる。
何と言うか、完璧なカントリー・ジェントルマンという感じが、アントニヌス・ピウスには
ついてまわるのだ。(p379より引用)」

アハハ、感じが伝わってくる~!カエサルの時代のドキドキな展開も好きですが、
なんだかこういう話もホッとして好きかも~ニコニコ



次巻は趣向が変わって、ローマ帝国のインフラ関係。
好奇心が途切れるのではないかと案じていましたが、残り6巻、いけそうです。

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