「星の王子さま」の原作者として有名なサン・テグジュペリは、随筆集『人間の土地』にこんな言葉を残しています。


「愛とは、見つめ合うことではなく、同じ方向を向くことである」

 

 

同じ方向を向く

 

素敵な言葉ですね。

同じ目標や課題を共有することで、同じ方向を向くことができる。

達成までの苦しみも喜びも共有することができる。

 

この感情の共有が絆を深めるカギになるんですね。

 

愛とは、しっかり向き合うことだと思いがちです。

実は、離婚するまで、私はそう思っていました。

ですが、向き合い、見つめ合っていると、対立が生まれやすいような気がします。

 

車の運転と同じで、すぐ目の前を見ていては蛇行してしまいます。

視点を少し先に置き運転することで車は真っすぐ進みますよね、これと似ていると思います。

 

目の前の相手のなすこと一つ一つが気になり、悪いところばかりに目が行ってしまう…。

そうではなく、目標(未来)に向かって一緒に歩くことなんだなと今は思います。

 

 

 

同じ目標に向かう時間を過ごせる仲間を多く持つ

 

仕事も、相手と目標を共有し、同じ方向を向くことで仲間意識を育んでいくことができます。

仲間と共通の目標に向かって、一生懸命に取り組んでいくその充実感は、人生の中でかけがえのない時間であり、同時にそれは素敵な財産になると思います。

そういった時間を共に過ごせる相手をより多く持てること。

これは人生における大きな幸せになると思います。

 

その相手は上司でもいいし、部下でもいい、もちろんお客様でもいい。

そして、もちろん家族もいい。

同じ方向に向いている時間を誰かと共に過ごす。

その時間が多ければ多いほどいい。

 

そう意識すると、「どうしたらそういう状態になれるだろうか」と考えると思います。

まず、目標や目指すべき未来について、十分に話し合う必要が生まれるでしょう。

 

この十分に話し合う際に欠かすことのできない姿勢があると私は思っています。

 

 

 

より良い関係を育むもの

 

それは、相手に対する尊重の姿勢です。

 

「尊重」があれば、「なるほど。あなたは、そう考えるのね」と受け止めることが容易にできます。

しかし、「尊重」がないと自分と異なる意見を「攻撃」と感じてしまいがちです。

 

互いに尊重しながら意見をすり合わせ、目指す未来を共有できたらいいですね。

愛は、

未来へ向かって、時に手を差し伸べ、時に与えられ、共に支えるものなのだと思います。

 

 

最後までお読みくださり、ありがとうございます。

 

今日のしつもん
☆尊重できない時に見ているものは何ですか?
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