新しい本が出て、色々な方からご連絡を頂きました。
お買い上げ頂きました皆さん、ありがとうございますm(__)m
今回の本では、今まで横抱きと呼ばれていたものがなくなり、
新生児からの抱き方は「基本抱き」という名前になりました。
(「基本抱き」という名称は今後協会内の統一呼称として
扱います。
なぜ、「基本」なのか?
それは首すわり前でも、後でも股関節に対し理想的な姿勢で
抱っこできる抱き方だからです。)
基本抱きの元となったのは石田先生のコアラ抱きです。
今までの赤ちゃんが上を向いた状態の横抱きだと
お母さん側の股関節を、お母さんのお腹で押してしまい
股関節が硬くなり、股関節脱臼一歩手前の状態になってしまうと
石田先生をはじめ小児股関節研究会の先生方からご指摘がありました。
では、どのような抱き方をすれば、股関節脱臼を防ぐことが出来るのでしょうか?
それは、スリングに入れる時に
赤ちゃんの股をしっかりと開脚させ、
お母さんの体にしがみつかせるような
体勢にすることが重要です。(写真参照)
尚かつ、赤ちゃんの膝下は自由に動かせるように、
スリングの外に出しておくこと。
以上が、「基本抱き」の見解です。
当初、石田先生と石田先生にご紹介いただいた小児股関節専門の先生に
ご協力いただき使用法について検討した結果、このような抱き方が
望ましいということになりました。
「首すわり前の赤ちゃんは縦抱きをしてもいいの?」
「新生時期の赤ちゃんの足はスリングの外に出ないけど?」
「リングなしの場合はどうしたらいいの?」
などといった意見も協会内からたくさんでました。
それに対して、何度も先生方とも協議を重ねた結果は以下の通りです。
*首すわり前の赤ちゃんの場合
スリングの縁をしっかりと締め、頭を支える。
縁が締められない構造の場合は、布に頭をもたせかける。
*スリングから赤ちゃんの足が出せない場合
リング式など、縫製によってスリングが袋状に形成されていない
場合は、足側の生地の端をたくし上げ、足が出るようにする。
リングなしなど、縫製によってスリングが袋状に形成されている
場合は、スリングの中で足が自由に動かせるように留意する。
*リングなしスリングの場合
新生児など小さくて足が外に出せない場合は、スリングの中で
開脚状態にし、足が多少自由に動かせるように留意する。
足が出せるようになったら、内側の生地を折り返し、足が
出しやすくなるようにする。少し手前側に座らせるように
すると、更に足が出しやすくなる。
11月には、小児股関節研究科の先生方にお会いすることが出来、
そこで先生方のご意見を伺い、新生児期から使用しても良い方法を
何度も紆余曲折しながらともに検討していただきました。
石田先生をはじめ、小児股関節研究会会長の北先生
小児股関節研究会の先生方には
お忙しいところご協力いただき、
正しい使用法について公開できましたことに
心より感謝申し上げます。
今後協会をはじめとし、色々なところで正しい使い方について普及したいと思っています。
スリングをお使いのお母さん方、
これから使ってみようと思っていらっしゃるお母さん方、
新生児の頃から、
赤ちゃんはお母さんと向い合わせになるように
そして股関節をしっかり開くよう
スリングに入れてあげてください。
素手で抱っこする時も同じように抱っこしてあげてください。
また産院、助産院でスリング使用法を指導されている助産師さん、
育児サークルなどでスリングの使い方を指導されている方、
上記の抱き方をご理解いただき、正しい使い方のご指導をお願い致します。
折角、健康に生まれた赤ちゃんの体を誤った使用法で傷つけないように
難病の息子を抱えている一母親としてもお願い致しますm(__)m