母校。 | 立上舞のHappy music life with violin♪

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東京藝術大学、ベルリン芸大大学院卒業のヴァイオリニスト、立上舞のブログです☆
現在は、ウィーンとロンドンを拠点に欧州、北米、日本で活躍中。
小さな幸せや、感謝の気持ちを綴っていきたいです!

先日、ベルリンを訪れた際、「帰ってきた」という気持ちにさせてくれた景色がこちらでした。


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私が初めてベルリン芸術大学を訪れたのは、2009年の2月だったでしょうか。

ベルリン芸術大学のホールを使って行われているマックス・ロスタル国際コンクールへの参加がきっかけでした。

右も左も分からずベルリンにたどり着き、この校舎から程近いホテルに泊まっていた私。

コンクールの参加者は学校で練習する事が出来たので、ホテルのお部屋で練習が出来ない時間になると、この建物へ行き、練習室を借りていた事を思い出します。


その時も、こんな灰色の空をしたベルリン♪

日本での門下の先輩が、コンクールの応援に駆けつけてくれて、終わった後に中華に連れて行っていただいた事も、良い思い出です。



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数年後に、いつの間にかこの学校が私の母校となっていました。

ベルリン芸大の大学院に入学してからは、弦楽器(主にヴァイオリンとヴィオラ)のレッスンや実技試験は、別の校舎で行われる事が多かった為、こちらの校舎にはピアニストさんとの合わせや、室内楽の合わせ以外で来る事が殆どなかったのですが、それでも何故か、私の中で

「ベルリン芸術大学」

と聞くと、この建物が自然と頭に浮かびます。


少しずつ変化しているのかもしれないけれど、大きな変化を感じさせない学校の雰囲気と建物。

何だか

「お帰り」

と言ってくれている様に感じました。



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練習室の二重窓越しに見える景色は、何だか素敵。。きらきら

ここで練習をしながら

「今、ドイツにいるんだな。。」

と実感していた大学生だった自分を懐かしく思い出しました。


昔からの友人や知人に会う時もそうですが、昔訪れた建物や、思い出がある場所に行くと、不思議とその頃の懐かしい気持ちが蘇ってきますh

これからも、そんな場所が増えていくと良いな…と思うと同時に、そんな素敵な場所に良い御報告が出来る様に、これからも頑張りたいな!と思う私でした。



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こちらも、私にとってはとても懐かしい場所へと続く道。

東京藝術大学の校舎へと続く、上野公園内の道です。

いつの間にか、見違えるほど美しくなった上野公園。

最近は、訪れる事が出来ていないのですが、また日本の母校も訪れたいな…♪


先日、音楽家ではない小学校の時の友人が、

「藝大の卒展を見に行ってきたよ!」

と連絡をくれました♪

美校には、授業以外であまり足を踏み入れる事がなく卒業してしまった私ですが、卒展という響きが何だか懐かしく、この道にも卒業生の代表の方達の物だったのでしょうか?

よく、様々なアートが展示されていた事も思い出されます。



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そんな私が現在所属しているのは、こちら。

ウィーン国立音楽大学♪

先日も突然

「4日後におさらい会があるんだけど、何を弾く?」

と、私に連絡してきてくださった先生が。。!


最近は、新しいレパートリーに挑戦しよう、と新しい物に取り組み始めていた私だったので、

何を弾こうかしら?何が弾けるかしら!

と頭の中で思考を張り巡らせたのですが、ソロを人前で定期的に演奏させていただける機会は、やはり本当に貴重な瞬間で、それらが練習の何倍も自分を成長させてくれる事を大変実感した2016年の経験をもとに、暫く眠らせていたレパートリーを呼び起こしました。


オーケストラの中で、オケマンとして働かせていただいていたからこそ、皆と一緒に弾く本番ではなく、自分の音、自分の音楽に集中出来る環境が、どれほど大切なのか、どれだけ貴重なのかを痛感している今。

最後の「学生生活」と呼ぶ事の出来る、この限られた時間を大切に、沢山の事を学び、これからの音楽人生に生かしていきたいと思っています。


2017年は、嬉しい事に既に幾つかの演奏会予定が決まり始めていて、その中には日本での演奏会も…どっきゅん

まだ、情報が解禁されていない物ばかりなのですが、こっそり皆様に日程だけお伝えしておきますね。

関西では7月29日と12月8日。

東京では8月9日です♪

また詳しくお伝え出来るタイミングとなりましたら、それぞれお知らせさせていただきたく思っておりますバイオリン2

素敵なひと時を皆様と一緒に過ごす事が出来ます様、私もしっかりと頑張りますね!



Mai*^-^*T