ミュンヘン♪ | 立上舞のHappy music life with violin♪

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東京藝術大学、ベルリン芸大大学院卒業のヴァイオリニスト、立上舞のブログです☆
現在は、ウィーンとロンドンを拠点に欧州、北米、日本で活躍中。
小さな幸せや、感謝の気持ちを綴っていきたいです!

先日、久しぶりにミュンヘンへ行ってまいりました。

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夏と春が交互にやってくる現在のドイツのお天気。
この日は、ほんの少し肌寒く、曇り空でしたが、ミュンヘンの市庁舎は相変わらず美しく、人々を出迎えてくれていました。
こちらの市庁舎には、仕掛け時計が仕掛けられていて、毎日正午になると可愛いお人形達が躍りだすのですが、ドイツに来た当初、この仕掛け時計を見るために一生懸命ホテルからダッシュした事が思い出されます…!
懐かしい…♪♪


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この日は、チェリストのお姉様と待ち合わせをし、ベジタリアンのお店のランチをいただきましたぺこ
Prinz Myshkinという名前のこちらのお店は、ランチメニューもあるそうで、それはとてもリーズナブルな様です。
この日は、少し遅いお昼ご飯となってしまった為、私達はグランドメニューから注文。
ベジタリアンレストランだけれども、お肉を食べた様な満足感で、しかしお野菜がたっぷり食べられてとても嬉しいお食事です。



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お食事の後は、お姉様お薦めの教会に連れて行っていただきました。
アザム教会と呼ばれるこの教会は、街の中心部の普通の住宅の中にこじんまりと建てられていて、気づかなければ通り過ぎてしまう様な小さなサイズの教会です。
しかし、中は豪華絢爛きらきら
画家と彫刻家であったアザム兄弟が、彼らの邸宅の横に自分たちの為に建てた聖堂であった為、好きな物を好きなだけ詰め込む事が出来たそう…。。


後期バロック様式のこちらの教会は、細部に至るまでこだわりを持って建てられた様で、こんなに豪華な教会は見た事が無い…と思ってしまう程。
しかし、教会らしい独特の荘厳な空気感は兼ね備えており、また訪れたくなってしまいました。


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ミュンヘンといえば、やはり演奏会を聞かないわけにはいきません。
残念ながらバイエルン放送響の演奏会には伺う事が出来なかったのですが、ミュンヘンフィルの演奏会には行ってまいりました!どっきゅん
曲目は前半にブラームスの交響曲第3番。
後半はラヴェルのピアノ協奏曲にドビュッシーの海。

ブラームスは特に、3月にヤノフスキ氏とアジアツアーで演奏させていただいた作品の一つなので、ミュンヘンフィルがどの様な演奏をするのか、大変楽しみでした。

席は、何と一番前!
友人の知り合いの団員さんから譲り受け、ヴィオラの真正面の席で聴かせていただく事が出来ました。
本当に、ありがとうございますきらきら

ミュンヘンフィルの音は、一音目が出た瞬間から、なんてまろやかで、柔らかい音色なのだろう…と感激してしまう程でした。
普段は、ベルリンのオーケストラのサウンドに慣れてしまっている私の耳。
たまには違う都市の素晴らしいオーケストラも聞いてみなくては…!と、改めて感じた私でした。
次回は、バイエルン放送響とヤンソンスの組み合わせも聴いてみたいな…バイオリン2
偶然、藝大の同級生のファゴット奏者がアカデミー生としてこの公演に参加していたので、彼女の勇姿もしっかり拝見♪*
彼女はこの後、秋から別のオーケストラで試用期間が始まるとの事。
お互い、頑張ろうねー!

あっという間のミュンヘン滞在でしたが、オーケストラのサウンドを聴くだけでも、本当に大変勉強になりました。
ミュンヘンフィルのオーディションを受ける機会があれば、あのサウンドをイメージして頑張りたいなと思います。

Mai*^-^*T