「幻夜」 東野圭吾

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幻夜

分厚かった!でもあっという間に読んでしましました。

雰囲気的には「白夜行」と似ていますが、別の話です。

が、私は巻末の書評を読むまで気付かなかったのですが、「白夜行」

の続編のような形になっているようです。

そこで主人公の一人である「美冬」の正体にはっと気付きました。


美冬は相当の悪女で、いったいなにを求めているんだろう?と

思ってしまいます。

周りの男たちの愛情を利用してのし上がっていきます。

この本を読んでいるときは単なる悪女だと思ってたのですが「白夜行」

のことを考えるとこの悪女ぶりにも何か訳があるのではとおもいます。


もう一度「白夜行」読もうっと!

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2

ある男が逆ナンしてきた女性を逆上して殺してしまいます。

被害者との関係がバレずに男は7年間捜査の手から逃れていました。

しかし、この男が有名な小説家になってしまったことから忘れたはずの

犯罪が再び目の前に突きつけられます。


自分の犯罪の一部始終を壁の穴から覗かれていたかもしれないと

いうことがわかったのです。

それを覗いていたとしか思えない小説が発表されたからです。

でもそれが真実なのか想像なのかわからないので男はあせります。


あせっておかしな態度をとってしまったばかりに、罪が暴かれていきます。

やっぱり罪は、罪。完全犯罪と思っても隠し切れないのでしょうか。





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あらすじ

ハネムーン旅行中、新妻の房子が暴力団に襲われた。

だが平凡なサラリーマンである成田は、なにひとつ手出しすることが

できなかった。二人の間には越えることのできない亀裂が走った。

成田にとって、それはとりかえしのつかない妻への心の債務であった。

―十年後。不治の病に冒されたと知った成田は復讐へと立ち上がる。

妻から愛のかわりに白い羽根(卑怯者のしるし)を与えられた成田にとって、

それはラストチャンスであった。真実の愛とは何か、を描くサスペンス・アクション。

(amazon 「BOOK」データ-ベースより)


ハードボイルドです!!

さえない会社員だった主人公の成田が自分の残り少ない余命をかけて

復讐に燃える話です。

半年で政治家と癒着のある暴力団を壊滅させるなんて、普通では

ありえない話なのですが、これを読むとありえるような気がしてしまいます。


命をかけて戦う男はカッコイイ!

相手が暴力団じゃなくても仕事や何かを守るために命をかけられる人は

人を惹き付ける何かがあるのだと思いました。

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「放課後」 東野圭吾

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3

全体的に暗い話でした。

民間の会社から女子高の教師に転職した男が主人公です。

教師という職業にそれほど熱意もなく、生徒から「マシン」と呼ばれるような

男なので物語りも初めは低いテンションで始まります。


その女子高で連続殺人事件が起こります。

主人公も命を狙われます。


結局、大人や男には理解し難い女子高生の感性(?)のようなものが

動機となっておこった殺人でした。

最後にわかるその動機は意外なようで、女としてはわからないでもないような、

でも人間としては「そんなことで・・・」と思ってしまうような感じです。


そして最後の最後に大どんでん返しがありました。



1
売れない作家が、偶然殺人事件の容疑者になってしまいその体験を

書いた小説が大当たりした。

その小説は事実に基づいてかかれたものだったので、事件の捜査の

ヒントになったり妨げになったりします。


最後はややこしいどんでん返し(?)があります。


本
短編集ですが、怖いです。

人間の弱い部分とか、隠された部分を見てしまうような恐ろしさを

感じました。

でも自分にもそういうところがもしかしてあるのかな?と思ってしまいます。

桐野夏生さんってそういう人間の(特に女性の)陰の部分を表現する

のがうまいと思います。

殺人の門

東京に行くときに持っていくように買いましたが、分厚すぎて失敗した、と

思いました(^^;)


しかも初めのほうはあんまり面白くないんです。

後半だんだん面白くなって、止まらなくなります。

主人公の男が子供の時代から物語りは始まります。幼馴染の男に何度も

だまされ、痛い目を見るのです。

その関係は大人になっても続きます。そして主人公はその男に殺意を

抱くようになります。

それは幼い頃からいろいろな死を見てきたことにも影響しているのです。

でも何度、「男を殺そう」と思ってそのたびに思い切れず、まただまされる

のです。


何度も騙されるほうが悪い、とも思いますが騙すほうの男のように

「妙に口が上手くて、人を丸め込むのが上手い人」というのは実際いると

思います。


主人公は自分の不幸は全てこの男のせいだと思います。

物語の途中では殺人事件や、大事件が起こるわけではありません。

主人公の人生に沿って進んでいくので、だんだん自分も主人公の

気持ちに同調していくような感じがします。


最後の1ページまで結末はわからない一冊です。

本

おもしろいです!

タイトルのとおり、ちょっと毒を含んだ笑える話です。

世間のみんながなんとなく気になっていることを思いっきり皮肉って

書いてあります。

私が一番面白かったのは「ホームアローンじいさん」という話です。


一人で留守番をすることになったおじいさんが、ずっと見たかった

えっちなビデオを孫の部屋からこっそり持ち出して観ようとします。

でもビデオデッキの使い方がわからなくて・・・・

最後のオチが笑えます。

(写真はありません)


一言で言うとグロい!(笑)

森村誠一って女性をすごく性的に捉えているというかなんというか・・・

同姓として「え!?」と思う部分もあるけど、納得する部分もあり。


でも事件の解決に至る流れはおもしろくて、どんどん読んでしまいました。




レイクサイド

中学受験を控えた子供たちとその両親がある別荘地で勉強合宿を

していたとき、殺人事件がおきました。

殺されたのは、合宿に参加していた並木という男の愛人で、殺したのは

並木の妻でした。

そこにいた4組の夫婦はこの殺人を隠蔽しようと工作します。

しかし、並木はそれをおかしいと感じなにか裏があるのではないかと

思います。

最後にだんだん事件の真相が見えてくると、事件を隠そうとした

理由、心理がわかります。


リアルで臨場感があります。