ブルームの日本人パイロットのお墓についてのお知らせ | 日本は世界を平和にします

日本は世界を平和にします

オーストラリアに移住してから日本がとんでもなくいい国だと言うことに気が付きました。
世界を平和にするのは日本ですよ、間違いない。
でもそのためにはまず日本が元気にならなくっちゃね。
ダーウィンから応援しています。

オーストラリア北部の都市、ブルームには日本人のパイロットが埋葬されている可能性がある墓標があります。先日そのことについて記事を書いたのですが、その続報です。詳しいことはこちら (豪州ブルームの日本人パイロットのお墓が危機に瀕しています

簡単に説明しますと、第二次世界大戦のブルーム攻撃の時に追撃されて亡くなった日本人パイロット工藤修氏のものと思われるお墓が崖の際にあり、風雨にさらされて崩れ落ちそうなのです。地元のアボリジニの方々は祖国に返すか、またはきちんと墓石を作り正式に埋葬をしたい、ということをダーウィンの考古学者のユング氏に相談しました。(Darwin FM日本語ラジオ、ユング博士インタビュー

これはご遺族に伝えたい、きっと喜んでくれるはず!と思い、本の戦史研究家の久野潤先生(Wiki ページ 、すごい方なのですね!)のネットワークをお借りして、パイロットのご子息と連絡を取ることができたのですが、残念なことに返ってきたお答えが「私の父はブルームの人たちに大変申し訳ないことをした、(これ以上迷惑をかけることはできないので)お墓はそのままにしておいてください」とのことでした。。。

しかしお墓が今にも崩れ落ちそうな崖の淵にあります。このことを伝え、もしこれが日本人パイロットのものであれば、ブルームにある日本人墓地に埋めるという現地での要望に合意していただきました。

これは思いもかけないなお答えで、私としても残念だったのですが、しかしご遺族の気持ちもわかります。戦後日本は自虐史を刷り込まれ、日本は悪い国だ、戦争に行った人たちは暴力的であり、世界中で極悪非道の限りを尽くしてきたのだ!と言い聞かされてきましたから、それを信じた人たちが、この日本人パイロットのような方の遺族を責め立てたのが原因だろうと思われます。とりわけ優秀なパイロットだったようですので、戦時中はヒーローともてはやされ、戦後は手のひら返しがひどかったのでは、、、と想像されます。なので、このような反応になったのかと思いますので、英霊を敬うべきと思われる保守の皆様、どうぞご子息に対する反発の気持ちは抑え、ご理解をいただくようお願いします。

さてこの話をオーストラリアですると、皆さんそれはもう驚きます。「彼がブルームを攻撃したのは国の命令に従ったのであって、個人にその責任を負わせるべきではない」と。しかしこれはダーウィン在住の人たちの意見なので、州も違うブルームの様子はどうなのか?と思いお聞きしたのが、ブルームに約10年住んでいた愛子さんです。(ラジオ出演の時の録音はこちらから →4月19日放送 ) 先日改めて愛子さんにお聞きしたのですが、 ブルームに住んでいて日本人だからと言って差別を受けたり嫌な思いをしたことは一切ないのだそうです。

それから今度またブルーム出身の方にお会いしたのでお話を聞きました。こちらLarrakiyah TVのKalem さん.。いつも日本語ラジオでお世話になっている方なのですが、今回ブルームのお話を聞かせてくれました。Kalemさんによると、ブルームの人口の4分の1は何らかの形で日本人の血が入っている。そういうこともあって、戦前、戦時中、戦後と反日感情は少ないとのこと。もちろん中には過激な人もいて、ブルームの日本人の墓に落書きをした人たちがいたようですが、これは捕鯨の映画コーブに触発された人たちのようです)

さてこのKalemさん、普段は必要最低限な話、例えばマイクの調子がどうのこうのしか話したことがなかったのですが、色々お話が聞けました。日本のテレビが好きで、ガキノツカイヤアラヘンデ(これはほんとにGaki no tsukai ya,,,と言いましたよ)は面白い、大爆笑と言っていました。





話がそれてしまいましたが、このブルームの日本人パイロットの可能性がある墓地に、上述のユング博士がまずは遺体の身元調査に向かうための補助金を申請していたのが認可されて、実地調査に行くことになったそうです。ですので、やはりご遺族、それもお孫さんにできれば連絡を取りたいと思っております。

1942年3月3日にブルームの空爆で亡くなった工藤修さんのお孫さんを探しております。または甥や姪、そのご子息でも構いませんので、ご連絡がつく方がいらしたら、私にメッセージをいただくようお願いいたします。そうしていただければ、ユング博士に連絡しますし、間に入って通訳もできる限りさせていただきます。

それから最後になりましたが、工藤氏のご遺族探しにご協力を申し出て下さった方々、ありがとうございます。ご子息は高齢になりますし、説得するのは難しいのではと思いますので、お孫さん世代を引き続き探していただけるとありがたいです。

それではいつも応援ありがとうございます。マーケットのオープン関係で気が焦るのと、それから、今一つ気力が落ちているのとで、ダーウィン墓石日本語データ化プロジェクトがまったく進んでいないことに気が付きました。。。大学に戻って平和学について研究するというのもちょっと先延ばししなければならないのかも、と思っています。散骨も終わったし、まずは生活を立て直さなければ!と思っている次第ですので、ブログの更新も、コメントへの返信もあまりできない状態なのですが、ご理解いただければと思います。どうぞよろしくお願いいたします。


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