Mr.G.G(吉田哲男)様の被災地ツアーその3 | Happy Balloon Projectのブログ

Mr.G.G(吉田哲男)様の被災地ツアーその3

7/5よりスタートいたしました Mr.G.G(ミスタージィジィ)こと

吉田哲男様の被災地の保育園を巡るツアー。

7/27に一旦軽いご報告を頂きました。

今回、詳しい感想を頂きましたので、掲載いたします。


  7/27にいただいたご報告 を先にご覧いただくことを
  オススメします。

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今回訪問の5施設は同じ市立保育所といっても全く規模成り立ちが

異なっていました、では以下、報告もどき、です。

水明保育所は約70名、水没から復活、話をしても其に触れるこ一切無く、

職員全員子どもの為に懸命でしたから、私も一心不乱に努力、でした。 

相川保育所は昨年二月子育て支援センターとして高台に竣工、

3月中旬開設の辞令交付を済ませたら11日に直下の相川湾内の

家屋が総て消滅、被災者百数十名が未使用の同センターに避難、

職員の最初の仕事は必要物資を紙一枚に記入、報告する事だったそうす。


それからの苦難を乗り切れたのは60~70歳台のお爺さん達による

山からの導水、掘りぬき便所、食料品の調達、燃料の確保、等々、

永の経験が多くの命を支えたそうです。

屈強な漁師は見かけほど頼りになりません、漁をするだけ、意外と

生活力が無いんです、これホント。

蛇田保育所は石巻駅前及び周辺が罹災したので今では中心市街地の

保育所、定員オーバー?110名位になりました。

早朝作成の剣50本を持参し時間的に不足しそうなので、到着後職員と

余裕の数量を追加、各グループ毎全員に間に合わせました。

午後は98名の桃生新田保育所、蛇田を早めにお暇して12時頃到着、

給食を頂きお昼休み。 

午後1時から元気な職員さん数名と作り方を聞かれながら集合時間の

3時近くまで作り続け、それなりの数確保、結果準備完了、

安心して皆に臨むことが出来ました。

未就学児童100人が剣を振り回して騒ぎ出すとどうなるか?

お見せしたいですね、私もこんないっぱい一同にては初めてでした。

相川保育所も大変なところでしたが荻浜保育所は牡鹿半島中頃、

モット大変なところでした、だって保育所そのものが、流されて無く

なってしまったんですから。

いや保育所ばかりではありません、家屋全部一掃、夏草が茂り基礎が

見えないので家並みがどうなっていたのか解らないのです、地図に郵便局と

あるので探しましたがやはり草ぼうぼう、野中の一軒家ではないでしょうから

周りに家屋があったはず・・・・、加えて1m以上の沈下、船着場が水没、

唖然とするのみ。

それでも所々で網を修復したり、何かを修理したりする方々が在り、その傍で

ボケっと見物することが後ろめたく憚れますから急いで離れました。

ですから保育所は数キロ離れた東浜小学校に間借り、でも周囲に住民が

居なくなったので子どもも減少、たった6人になりました。

 保護者の方や小学生も交えて幾つでも注文して、と昼食まで遊びましたが、

逞しい母親いや「おっかあ」「かあちゃん」「かかあ」とか、何と言うのでしょうか、

おっぱいをポロッと出して乳飲み子に与え始めたときは、ホントに嬉しくなりました、

そして子どもの歳から見て母親の罹災後の苦労を思うと涙が出てきました。

そんなこんなで自分としては何だか勉強に、合宿研修に行ったようで、知らない

ことがイッパイ有る事は承知の上で柔軟に吸収しようと勤めていますが、吸収しき

れないことも理解も出来ないかと、そう思うようなことも、まだまだあります。

それはそうとして、今回風船を頂いたので利用させて頂きました、有り難うございました、

保育所同士の繋がりから「この機会に作り方を会得せよ」とのことがあったらしく、

連日多くの職員に作り方を(たいして知らないのに)教えましたが、アレダケ沢山在ると

ジャンジャン消費できました(部屋に風船が溢れるほど・・・)。

喜んでもらえたのかどうか毎回心配していますが、マア、チットは気分転換ほど、

にはなったのでしょうか・・・・

 改めて厚く御礼申し上げます。 吉田哲男