インド、まずは沢木耕太郎 | 旅・あらゆるもの

インド、まずは沢木耕太郎



      伊予柑を剥くお陽さまへ爪を入れ    ますみ



Ayaの聞いて!聞いて!!(//・_・//)旅日記。

                              弟の写真


先ほど すっきりして帰宅した。

何かと言うと、
一昨日、スーパーで自転車をとめ、買い物を終えて戻れば、
自転車の鍵がなくなっていて、唖然としたのだが、
唖然とした理由は、同じことが2度あったからだ。

最初は てっきり鍵をぬいて 何処かに落としたのかと思っていた。

キーホルダーが小さくて気づかなかった?と、考え、
次は 走っていると、カッカッカ!と音がするくらい 
ビッグな熊キーホルダーをつけた。

が・・結果は同じ。買い物から戻ると消えていた。

鍵をぬいた記憶は定かではないが何故??????

家に帰って ポケットから全部チェックしたがない。

まさかと思い、店の人に聞いたら、
つけっ放しの鍵をぬく悪戯が続発しているそうだ。
私はスペアを持っていたから乗れたけど、
もしなかったら?? 

くっそ~!!ふざけんなーっ!メラメラ

・・・と思うより 自分が悪いと素直に思った。
そして 落とす間抜けでなかったことに、すっきりした。

と思うのも、
こちらを読んだばかり・・だからかもしれない。

Ayaの聞いて!聞いて!!(//・_・//)旅日記。


いつかは、沢木耕太郎の「深夜特急」 と思っていたが、
いよいよチャンスが巡ってきた。

インド入りの為に初のビザを申し込むと同時に、購入して、
一気に読破した。

印象に残る箇所は多々あったが 
例えば・・・

沢木氏が ガヤからブッタガヤまでリキシャで行ったときの値段の交渉。

値をふっかけられる中、
絶対に最低の値段で行ってやると、値切りに値切って1・25ルピーに下げ、
いざ乗ったら10分くらいで行けると思っていた距離が大変な距離だったので、
悪かった、1・5ルピーあげようと言えば、
2ルピーの筈だと言い張られ、そうなるとふざけるなと思い、
絶対に1・25ルピーしかやらねぇぞと、頑張ってしまった話。

鍵の話とはちょっと違うが、
「10年の後に」 という対談で、
沢木氏がいまでもこの時のことが気になると・・・。

「騙されるのは、そんなにいけないことなのだろうか」

これは深いよなぁと 私は思うのであった。

旅先で 負けまい甘くみられまいと 肩ひじ張って 値切ることに妙な自己満足を
覚えていた沢木氏が 
「騙されまいと 頑張るのは もしかしたらつまらないことなのかもしれない」
と結んだ理由に、
「騙されてスッテンテンになったら今度はこちらが騙せばいい。
生きるか死ぬかの一歩手前まで騙されていいんですね」

と、ある。

ここだけ切り取っても 何のことか伝わらないかもしれませんので、
興味ある方は お読みになってくださいませ。

私は、ひとりでリキシャと値段交渉・・はとても怖いので、
できないと思うが、
この一冊に書かれた様々な旅人感を、
何かひとつでも掴んでこれたらなと思うのである。

自転車の鍵を2回も盗まれたくらい、何だいっ!!・・・・・しょぼん