先日 安田氏と牧野氏の対談を聞いてきた。
そのエッセンスを紹介。


【対談内容】
安田 佳生(ワイキューブ社長)と牧野正幸ワークスアプリケーションズCEO)対談
「仕事の選び方・人生の選び方 LIVE!」

【参考プロフィールなど】
安田 佳生(ワイキューブ社長)
http://www.kouenirai.com/profile/323.htm
牧野正幸(ワークスアプリケーションズCEO)
http://next.rikunabi.com/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001170&__m=1

【対談 3エッセンス】
Ⅰ.≪しんどい経験≫をしないと成長しない。
Ⅱ.≪モチベーション≫は高い人は稀。
Ⅲ.仕事は、≪社長≫のつもりでするか、自分をその企業にアサインしたコンサルと≪自分以外はクライアント≫と考えてする。

【10サマリー】
① ≪素直さと疑り深さのバランス≫がはみだしものであっても、大事である。
② ≪天職≫は一生わからない。やりたいこと基準で、仕事を選べばいい。
③ ≪言われる前に≫仕事をやる。言われてからやるからモチベーションが上がらない。
④ ≪ONとOFF≫は、会社に行っているかではない。
  自宅で仕事のこと考えている時もあれば、会社で趣味のこと考えている時もある。
⑤ ≪社内だけ≫を見ているは伸びない。
⑥ ≪理想の上司≫に星野監督が挙がっていたが、ある人曰く、ホントに上司になったらウザイ上司
⑦ ≪トラブル≫は、やらなきゃいけないことをやっていないから起きる。
⑧ ≪ニーズの本質≫を突く。色々要望があって、その中で優先順位をつけて、本質を突くのが大事。
⑨ ≪ベンチャー企業≫は明日にでもできる。
⑩ ≪答え≫を人に聞かない。自分の答えありきで、合っているかは関係ない。

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【雑感】
Ⅰ.≪しんどい経験≫をしないと成長しない。
  「しんどい経験足りないな~」とつくづく感じる。
  他人から見れば、ストイックに見えるらしいが、 7割くらいの力でまわせているから、しんどくはない。
  実現可能な目標設定をしていたり、困難な目標立てても言い訳作って緩くしてしまっているからだと思う。
  来年のコミットプランを立てて、すぐに実行しなきゃと思った。

Ⅱ.≪モチベーション≫は高い人は稀。
  自分は、劇団四季一音落とす者は、去れ!(※1)って考え方だったので、当たり前のことに気づかされた。
  自分が組織をマネジメントしていく上でも、モチベーションは永遠の課題。
  Will-Skillマトリクス(※2)の重要性を改めて感じた。

Ⅲ.仕事は、≪社長≫のつもりでするか、自分をその企業にアサインしたコンサルと≪自分以外はクライアント≫と考えてする。
  自分が今まで、持っていなかった新鮮な視点だった。
  角度を変えて見ると、こんな風にも見えるのだなのと思った。

  将棋の駒でありながら、将棋指しの視点でモノを考えよ(※3)
 (冨山和彦氏 ㈱経営共創基盤CEO)に通ずるものがあると思った。

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≪補足≫
(※1)劇団四季一音落とす者は、去れ!
 劇団四季の稽古場に張ってある言葉
 http://www.tbs.co.jp/gacchiri/oa20070819-mo1.html
 以下、TBS『がっちりマンデー』HPから
  「舞台では、作家の書いた言葉を完全に客席に伝える事が一番大事。
  その中で、音を一個でも落とすような不注意をした人は劇団から辞めてもらう」


(※2)Will-Skillマトリクス(対象対応型リーダーシップ)
  行動して欲しい人のWill(やる気)とSkill(能力)にあわせた効果的な対応方法を
 まとめた組織行動学のマトリクス。

  やる気も能力も高い人には「任せる」
  やる気はあるが、能力は低い人には「教える」
  やる気はないが、能力は高い人には「サポートする」 
  やる気もなく、能力も低い人には「命令する」

(※3)将棋の駒でありながら、将棋指しの視点でモノを考えよ冨山和彦 ㈱経営共創基盤CEO
 http://nikkei.hi-ho.ne.jp/consultingfirm2008/toyama/
 以下、『日経求人サーチ』HPから
   ・・・・・・20代、30代の方々も、若いときから、経営者としての視点を持つかどうかで、
  その後のキャリアが大きく変わります。
  「明日、自分が社長になったら、どんな手を打つか」
  -そうしたマインドを持ちながら仕事をする人と、そうでない人の差は、わずか5年の間でも決定的なものになるはずです。