春の夜に
テーマ:okiこんにちは、沖です。
居間で一人焼酎を飲みながらテレビを見ていると、2階から降りてきたR(高2の息子)が顔だけ出して「何
を見とるだあ」と問うので「まっすぐな女」と、私。
Rはテレビを一瞥すると、やれやれ、という表情で「『曲げられない女』だし」。
あらら、ほんとうに、いつもながらにやれやれ、です。
今年の冬はもうとにかく寒く感じることしきりでしたので、おコタでテレビを見ていました。
で、スゴくはまってしまったのが「ロングバケーション」。
そう、言わずと知れた1996年放送の月9ドラマです。
鳥取のほうでは最近再放送がありました。
私は、放送当時には見ていなかったため、今回が初めてだったんですが。
放送終了後も毎日何度も動画サイトに行って
(録画していなかったため)繰り返し見ては心ふるわせています。
そして、私は(木村拓哉さん演じる)瀬名くんに恋をしたのです。
あーあ、ほんとDVDBOX、買ってしまおうかしら(汗)
それにしても、自分でお金を稼げるようになって、
あんなふうに時間もお金も自分の自由に使えて、
ひたすら自分と彼のことだけ考えていてもいい時期って、
女の人の一生の中で見ればなんて少ない期間なんだろうと、ふと驚いています。
例えば今回読み終わった『仮想儀礼』(篠田節子 著)では、
ただ金儲けのために始められた宗教のもとに訪れた年配の主婦は
“論点がはっきりせず、果てのない愚痴としてしか語られることのない彼女たちの悩みに、家族は本で耳を傾けてはくれない。家族の中心にいて家族の生活を守っているはずの彼女たちが、その家庭内で孤独に陥っている。”からだと、主人公が見て取ります。
寒気のする箇所です。
だとすれば、ロンバケのような時を持った何十年後かに、
その年配主婦のような時を持つ可能性もあるということなのでしょう。
この『仮想儀礼』、上下巻と結構ボリュームがあるものだったのですが、
かなり熱くなって読んでしまいました。
そして読み終わった後、クールダウンにと手に取った日経パソコン、
今回の特集「日本語入力の新常識」もなかなか面白かった。
“読みを入力して変換キーを押す、
変換が間違っていたらBack Spaceキーで削除して入れ直すという繰り返しでは、
いかにも効率が悪くもったいない。”
おお、私だ、私だ、確かに気にはなっていたのですがね。
加えてそこには
グーグルも日本語入力ソフトのベータ版を出しているとありました。
で、そのグーグルの日本語ソフトで例えば「まとを」と入力すると
サジェスト機能が働いて変換候補に「的を得た」と出てくるんだそうです。
私はATOKを使っていますが、「的を得た」と入力すると「『的を射た』の誤用」という注意書きが出てく
るのですけれど。
そうです。「的を得る」というのは日本語として誤りです。
しかし、このグーグル日本語ソフトの変換辞書は大量のWebデータが基になっているため、このような誤り
をしているのだろうということです。
つまり、グーグルの検索サイトでは「的を射る」より「的を得る」のほうが
圧倒的な数でヒットするからなのです。
ふーん、そういうことなのね、
そういえば『曲げられない女』の主人公はこういう誤りを許さないし。
そんなこんなでつらつら過ごしていると、
春色に向かう夜はなんだか心地よく、眠ってしまうのがもったいないです。





