個人のステークホルダーって何?(2) | クーマンのライフコーチング

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2012年4月から半年間、Alan Cohenに師事し、コーチングを学び、その可能性に目覚めました!
ありのままに、自分の素直な心に従って人生を歩むことこそ、今の私たちには必要です。
あなたが本当の自分に出会い、夢をかなえ、幸せになるためのサポートをしたいと思います。

クマこんにちは、ライフコーチの山内です。


だいぶ涼しくなってきましたね。

こちら関西も晴れお天気が良く、気持ちのいい

秋を迎えています。


さて先日、「個人のステークホルダーって何?」 では、
企業と同様に、自分を取り巻く利害関係者との
良好な関係を築くことが、自分の叶えたい夢や
願いを実現する上では非常に大事である、

ということをお話ししました。


そして、「利害関係者」というのは、家族であったり、
友人であったり、会社の上司であったりと、
さまざまな人達がいるということもお伝えしました。


では、この利害関係者とは具体的にはどのような

人達でしょうか?
今日はもう少し詳しくその辺の話をしたいと思います。


よくあるケースとして、次のようなことが挙げられます。


将来のことを考えて、国家資格を取ろうと

決意したAさん。


家族



毎日夕食後勉強することにしました。
普段は仕事も遅く、土日もその勉強と付き合いの

ゴルフやイベントで外出することが多いため、

奥さんとの会話が減りました。


すると、ある時奥さんが、「話を聞いてほしいと

思ってもすぐ部屋に入り込んでいくし、土日も

子供達を遊びにつれても行かないし、
家族をほったらかして。
いったいあなたは家族をなんだと思っているの?」


思いがけない奥さんの言葉に、Aさんはびっくりしました。
自分は家族のためにも、国家資格を取って、

社内での昇進や場合によっては転職で高収入が

得られるために頑張っているのに、と。


睡眠時間も削ってこれだけ努力してきたのに、
どうして理解してくれないんだろう?


逆に奥さんへの不満がつのり、夫婦仲がぎくしゃくして
ますます家での会話が減っていくわけです。


国家資格が将来の家族の幸せをもたらすと

思っていたのに、これでは逆の結果になって

いるわけです。


また、友人と事業をやっていて、社員が何人かいる

場合での話です。


少人数だと、友人との経営方針の一致が

最優先となるでしょう。


社員の働きが、業績に直結しますから、ある意味では
彼らも重要なステークホルダーと言えます。


また、ベンチャーに投資するような投資家が現れて、

商品開発や将来の事業構想のヒアリングを

受けるような場合だと、この投資家も非常に重要な

ステークホルダーとなるわけです。


このように、ステークホルダーとは、自分やその事業によって、
当面の利害があってもなくても、また賛否どちらであっても、
関係者あるいは、興味のある人全部を指します。


なぜなら、関係または興味が有れば、いつかは

支援してくれるかもしれないし、逆に反対に回る

可能性があるからです。


そして、周囲の関係者をどのようなステークホルダーとして

認識し位置づけるかが重要です。


これから成そうとする事が、非常にスムーズに

良い結果につながったりもしますが、

逆に一歩間違えば、反対を受けて

失敗することにもなりかねないからです。


では、どのように、ステークホルダーを見ていけば

いいのでしょうか?


ステークホルダーは次のようなサイクルで特定し
マネジメントしていきます。

(1)関係者の特定
   

   ↓分析(自分に反対か賛成か等)


(2)相手の立場と関心へ配慮
   

   ↓ゴールを共有


(3)相手の賛同を得てアクション
  

   ↓支援を得る

(4)成功を相手と共有して次の目標へ

   ↓信頼を得て次の目標を設定
    (1)へ戻る


いかがですか?


(2)(3)にあるように、
自分の考えを理解してもらい、そして相手の

今の立場を十分尊重しながら支援を働きかけ、

自分が目指そうとしているゴールをその相手と共有し、

支援を得ることで成功する確立を高くしていくのです。


そして、成功したら、一緒にその相手と喜びを共有し、
一体化するわけです。


これにより、さらに次のゴールに向かって
いっしょに進んでいくのです。


先の国家資格を取ろうとしたAさん、この部分が
奥さんと共有できていなかったのですね。


大きなプロジェクトでは、全てのステークホルダーを

リストアップし、どんな立場の人であるかを

事前に分析しておきます。


そして、どのタイミングでどのようなコミュニケーションを

とっていくかを計画しておき、リスクが

大きくならないよう(反対が起こらないよう)に

します。


また支援も拡大してもらえるように

さまざまな方法で、アクションを積極的におこなって

いくのも、ステークホルダー・マネジメントの

重要なポイントになっているのです。


今日も最後までお読みいただき、有難うございました。