昨日の記事の続きです。

先日行われた、「歯科用CTガリレオスセミナー」で
何人ものベテランドクターに対して、
当院の院長が、堂々と自信たっぷりに講演できるわけ・・



それは、インプラント治療というものが、
これだけポピュラーな治療法のひとつになったというのに、
本当の意味での需要と供給のバランスができていないから、
なのかもしれません。


インプラントの有効性は、
すでに海外で40年以上、日本でも20年以上の実績データから、
よい治療法のひとつであることは、
きっと多くの方が知っているでしょう。


歯を失ってしまった人が、
どうやって機能を回復させようかと思ったら、

義歯にするか、
ブリッジにするか、
インプラントにするか、

この三択で迷われると思います。


それぞれの長所・短所は、
以前の記事にも比較しながら書きましたね。

「インプラントを知っていますか?」
「インプラントを知っていますか?2」

患者さんの方も、よく情報をご存じのようで、
インプラントに関する需要は、高まる一方です。


そして、埋入手術の技術自体も、
埋まっている親知らずを抜くよりも短時間で難しくないといいます。

だったら、どの医院でもどの先生でも取り組みたくなるかもしれません。


でも、いまだに間違った認識や古い認識によって、
インプラントに対してよい印象を持っていない方も多いのが現実です。

インプラントを希望する患者さんの需要に対し、
インプラント治療を安心・安全に行うことのできる歯科医師の供給が
ともなっていないともいえます。


それはなぜかといえば、
大昔から試行錯誤で行われてきたインプラントの失敗により、
悪い印象を持ったまま、否定的な考えを持っている方が
歯科医師の中にもまだいるからなのかもしれません。


さらには、今までの日本の大学(歯学部)では、
インプラント治療についての学問がカリキュラムの中にないため、
ちゃんと勉強できるシステムがそろっていないからかもしれません。


そんな中、インプラントを勉強しようと思ったら、
海外へ研修に行ったり、海外から先生を招いて勉強をしたり、
もしくは材料メーカーや業者によるセミナーや研修などに参加したり、
とにかく自分で貪欲にならないと身に付かないもののようです。


また、それらの勉強によって、
インプラントに対する知識や技術は身に付いたとしても、

患者さんの口の中の状態は千差万別なわけで、
そこからどう見立て、診断するか、
その診断結果によって、どう計画を立て、どう進めていくか、
そして予後を見ながら、さらに維持メンテナンスをどう続けていくか。

単純に、設計図通りに組み立てるプラモデル作りとは違って、
一から、いやゼロから作り上げ、
組み立てていかなくてはならないものなので、
確かな診断の元、豊富な経験と実績がものをいうわけです。


診断に必要不可欠なCTに関しては、
昨日の記事にも書きましたが、

それを読み解く知識と、それにともなう技術ということになると、
やはりうちの院長にとって、そここそが一番の強みになると思います。

その自分自身の強みを自分が一番理解しているからこそ、
誰の前でも、堂々と自信を持って話ができるのだろうと思います。


では、なぜ院長の強みがインプラントなのか・・・


ついつい、語りが長くなってしまうので、続きはこのあと。
もう少し、私の「院長自慢」におつきあいくださいませ。