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急性期の病院に勤務する状況ですので、

 

担当する患者さんは急性期の方が多いです。

 

 

私の入職当時の15年前は、

 

早期離床という概念はあったかと思いますが、

 

今ほど、重度麻痺の場合に、長下肢装具を使用して離床をしていく、

 

という概念はなく、

 

また、早期に離床すること自体が、運動麻痺の改善にもいい、という

概念ではなかったと思います。

 

一方で、この前の神経系理学療法学術集会において、

 

発表もありましたが、早期に離床を積極的にすることで、

 

 

患者さんが、長下肢装具をつけての歩行に恐怖心を抱いたり、

 

不安を感じて、回復期などでリハビリに拒否的な反応を示される方もいたという

 

報告もありました。

 

ですので、

 

いずれのところにも通じることですが、

 

私も注意する必要がありますが、

 

今、こう言われているから(たとえば、早期離床)、

 

こうする(こう言われていることを知っていることも大切ですね)、

 

というのではなく、

 

こう言われているが、この方の今の状況にベストな方法はなんだろうか?

 

と、考えることは必要なのかと思います。

 

 

で、

 

 

「力」を出すことのメリット、デメリットが今日のテーマでしたが、

 

これは、清泉クリニックの脇元先生が50回の理学療法学術集会の講演会で

話されていましたが、「F=ma」

力は質量と加速度からなる、というもの。

 

そして、力は作用反作用の影響を受ける、というもの。

 

なので、力を出すと、力を受け取ることにもなります。

 

なにかを力を込めて、あるいは、力んで(肩がこったりして)いるときは、

 

 

そういうことなのかと思います。

 

 

どういうこと?

 

 

では

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今週末は、第14回日本神経系理学療法学術集会に参加するため、

 

仙台まで行ってきました。

 

茨城から仙台の行き方は、一度、東京に出てから(茨城からすると一度下がって、再び上がる感じ)、新幹線で、仙台まで。

 

3時間少々ですが、関東に住んでいらっしゃる方ですと、

 

仙台方向へは週末パス(特急券は別)がありますので、地域によってはお得に行くことができます。

 

さて、内容はどうだったかというと、

 

私が学会などに参加していた10年近く前と比べ(えらい前ですみません)、非常にエビデンスを構築してきているという印象を受けました。

 

もちろん、アート的な発表もありますが、神経系理学療法学を牽引されている先生方の研究データなど、すばらしいものでした。

 

以前は、学術集会などでも、

 

ボバース系、認知運動療法系などの教育トピックスがありましたが、

 

そのような視点とは違って、

 

根拠を求める、(もちろんわからないことも自覚しながら)、

 

姿勢であると感じました。

 

 

長下肢装具に関する発表、脳画像診断をもとにした発表、

 

そして、ロボテクス、ニューロリハビリ。

 

 

内容はまた、自分の復習を兼ねて記載していく予定ですが、

 

長下肢装具を用いるメリット、用いることでの問題点と対策など、

 

私くらいの年齢の人では、長下肢装具に対して拒否反応的な態度を示す人も

 

少なくないと思います。私もどちらかというと、そちら側でした。

 

しかし、今は長下肢装具もどんどん改良が進み、足継手の工夫がなされ、

 

今や患者さんにとっては、歩行を早期に獲得する、また、長期的に階段昇降の獲得率までにも影響を及ぼしているようです。

 

 

一つの参考文献は、

 

急性期から行う脳卒中重度片麻痺例に対する歩行トレーニング

阿部浩明*, 大鹿糠徹*, 辻本直秀*, 関崇志*, 駒木絢可*, 大橋信義*, 神将文*, 高島悠次**, 門脇敬***, 大崎恵美****
*広南病院リハビリテーション科, **長町病院リハビリテーション室, ***大崎市民病院鳴子温泉病院リハビリテーション部, ****総合南東北病院リハビリテーション科
理学療法の歩み27(1):17-27, 2016.

 

があります。

私も勉強した認知運動療法についても、さらっと触れてあります。かるいジャブ程度に。

だからといって、すべて否定というわけでもないので、私も含め注意が必要です。

これからは、根拠を示すデータがないと、なかなか反論は難しいところかと思います。

 

 

これとは違いますが、

 

最新刊で、歩行のリハビリテーションに関する本が、

12月初旬に販売(学会会場では先行販売されていました)されます。

阿部先生と大畑先生の編集です。

 

大畑先生の話も、よかった。時間も30分以上?オーバーしての講演でしたが、

オーバーしてもまだ聞きたいような内容でした。

 

 

では、また。

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小脳と運動と認知機能

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さて、

 

先日、病院関連の集まりで、症例検討があり、

 

小脳梗塞の方の提示がありました。

 

小脳梗塞後の姿勢調整障害、失調に対するアプローチについて

 

ディスカッションする、というものでした。

 

 

小脳梗塞後のリハビリでは、急性期において

 

 

ある一定の効果を出すことは可能で、比較的回復の早い方もいらっしゃいます。

 

 

一方で、姿勢を定位することの障害が強く、意識障害、あるいは、認知障害を呈する方もいらっしゃることも事実です。

 

 

そこで、一つ参考になる、文献(たくさんあると思いますが、一つ)

第28回 小脳 中尾智博 九州大学大学院医学研究院精神病態医学
分子精神医学15(3):216-218, 2015

.

精神疾患の中では,最近の画像研究によって統合失調 症,気分障害,強迫性障害,発達障害などと小脳機能と の関連性が示唆されている.統合失調症における小脳の 役割について精力的な研究を行っているAndreasenら によれば記憶や注意,社会認知,情動調節にかかわる課 題遂行時に統合失調症患者の小脳の血流は低下している という。特に小脳虫部は大脳辺縁系と連動した情動調節 作業において,外側の新小脳半球は大脳新皮質と連動し た記憶の入力や再生作業において,より機能異常が顕著 であるという.小脳は統合失調症者の症状や認知機能障 害に多面的に関与するが,それは小脳内部において,顆粒細胞からの興奮性入力が減少することによりプルキンエ細胞における抑制性出力にも不均衡が生じるためでは ないかと推測している.さらに近年では自閉症や ADHDの脳機能研究によっても統合失調症と同様の小 脳の機能異常が示されており,これらの疾患における記 憶,注意,社会認知,情動といった機能の障害に小脳が 共通的な役割を果たしている可能性も示唆されている.

 

以上、引用。

 

 

これだけでも、理学療法における小脳への取り組みの範囲が、成人から小児まで広がりますし、その症状を注意深く観察することが必要と思われます。

 

 

ここ最近では、姿勢定位障害に関して、

 

Lateropulsion という表現をする

 

こともあるようです。

 

 

横文字にすると、カッコはいいですが、

 

アプローチ方法をさて、どうするか、という問題はかわらず残存します。

 

 

 

では。

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