ネチケット [1] | 半三本のカンフル日記

ネチケット [1]

ネチケットという言葉をご存知ですか?

「ネット」と「エチケット」を組み合わせた造語です.

直訳すると,「インターネット上におけるエチケット」といったところでしょうか.

そのまんまやん」とかいう声が聞こえてきそうですが,それはともかく.

私たちの身の回りには,非常にたくさんの人がいます.

当然,ネット上にも大勢の人が関わっています.

しかし,そこでは度々「荒らし」「煽り」などの行為を目にします.

これらはお世辞にも「ネチケットが良い」とは言えないでしょう.

では,なぜ「荒らし」や「煽り」をするのか…それを考えてみました.

なお,「荒らし」や「煽り」には様々な事情や背景があるでしょうが,それらをいちいち論ずると内容が破綻するので,今回は「悪意ある行為」にのみ焦点を絞らせて頂きます.



前提1:インターネットは匿名性が高い
少なくとも,テレビや電話,直接会うなどの行為に比べれば,その匿名性は格段にあがります.

また,電話や直接会う等の場合は互いを知りうることができますが,インターネットでは,一方的に「もの申す」ことが可能です.

前提2:インターネットは距離が離れている
当たり前ですが,重要なポイントです.距離が離れているということは,極論すれば「どんな暴言を吐き,相手をキレさせたところで,自分に危害が及ぶことはない」ということになります.

前提3:インターネット上では他人とのコミュニケーションが容易にとれる
言い換えると,「インターネット上の人間は,殆どの場合,実生活とは関係のない赤の他人である」ということです.



以上をまとめますと,
「一方的に暴言を吐けて,しかもこちらは殴られる心配がない.他人だから傷つこうが構わない.絶好のストレス発散の場,それがインターネットだ」
という解釈が(強引ではあるものの)可能です.


そして,「悪意ある」人間は,程度の差こそあれ,そういった解釈をしているのではないかと思うのです.





それでは,そういった「悪意ある」人間は,現実世界においても「悪意ある」人間なのでしょうか?


おそらく,違うでしょう.

では,「悪意ある」人間は,家族や友人に対しても,同じように「悪意ある行為」を働くのでしょうか?


これもおそらく,違うでしょう.


では,「インターネット上での悪意ある行為」は,現実世界では許されるでしょうか?


当然,許されるものではありません.




あくまで,「他人だから」.そして,「自分に直接的な危害が及ばないから」.


フェンス越しに,相手を遠巻きにしながらも罵詈雑言を浴びせかけるような行為.卑劣といわざるを得ません.


「人様に迷惑をかけてはいけない」…私が言うまでもありません.


ならば,「たとえインターネット上であろうとも,人様に迷惑をかけてはいけない」のです.





インターネットは近年急速に発展している技術ですが,それゆえ未成熟とも言えます.


事実,法整備をはじめ,まだ我々の意識やモラルが追いついていないように思います.





インターネットでは事実上,好き勝手に行動できますだからこそ各自が節度を持って行動する必要があると思うのです.
(この記事には関係ありませんが,酒の席で暴れる人にも同じ事が言えますね)




「悪意あるユーザ」には,自身が卑劣で恥ずかしい行為をしているのだと,一日も早く自覚し,反省して欲しいと願ってやみません.



それは結局,そのユーザ自身の為にもなるのですから….






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