haniwaのガラクタ箱 in the ショートコント

日々の思いついたこと(多くはショートショート)、ゲームの企画、映画批評など


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やがて、老人は目を覚ました。


ルポライター「どうしたんですか?」

ルポライター「どこへいってたんですか?」

老人はあたりを見渡すと現代に帰ってきたのを確認した。

老人「会ってきたんだよ、あのバカに。」

ルポライター「ほう.......」

ルポライター「で?」

老人「いやあ、もう、お話しにもなんにも....」

老人「結局........道をあやまるのも若者の特権ということかね。」

老人「だれにも止めることはできない。」

老人「それにしても、あいつ....」

老人「燃えてたなあ。」

老人「あれがかつての...」

老人「おれの姿だったんだ...」

ルポライター「また、お出かけ?」

ルポライター「どこへ?」

老人「あてはないがね。」

老人「なにかをやってみたくなった。」

老人「ひと花さかせられないものでもあるまいよ。」

老人「なあに、おれだってまだまだ...」


老人は過去に行って今の自分は変えるといったことはできなかった。
しかし、未来を変える力を取り戻すことには成功したようだ。

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頼子「だまって身を引く......」


青年『このクソじじい!!』


そこへ、青年が乱入してきた。


青年『こんなところまで出しゃばってきやがって!!』


青年は老人の胸倉をつかみ、今にも殴りかかりそうだ.


老人「お、おちつけ!!こ、これもみんなお前の将来のためなんだ!! 」


老人「今のおれのようになりたくなければ...」 老人「なんの生きがいもない日々...」


青年「生きがいがない!?」


青年「だったらなぜ死なん!?」


青年「ぼくはゆるさないぞ、自分がそんなにみにくく老いていくことを!!」


青年「過去の自分をせめる以外なすこともなく...」


青年「死ね!!」


ボカッ!!


青年がおもいっきし、殴りかかると老人は気絶してしまった。


やがて、老人は目を覚ました。

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老人『行手は荒野だぞー!!』


しかし、青年は振り返らず行ってしまった。

老人はその場にとどまっていた。

老人「.............」


老人「予期したとおりだ....」

老人「おれがそうだったからな。」

老人「だが まるっきり同じことのくりかえしと いうのも能がなかろうぜ」

老人は先回りしようと、頼子の元へと走った。

老人「年寄りに全力疾走はこたえるよ。」

頼子のアパートに着いた老人は口笛を吹いた。

老人「ピイッ」

頼子がアパートの2階から降りてきた。

「タンタンタン」

頼子『ボクちゃん』

頼子「ほんとに着てくれたのね。!!」

頼子「ぼくちゃんじゃっ!!じゃっない!!」

老人「話を聞いてくれ!!」

頼子「!?」

頼子はアパートに戻り老人と話した。

頼子『ほんとォ!!』

頼子「あんた ほんとにボクちゃんのナレの果て?」

頼子「で、そんなに落ちぶれたのも あたいのせいだっての?」

老人「きみのせい ばかりとは いわん」

老人「だがな.....考えてもみなさい。」

老人「まだ尻の青いボンボンと、あんたのような.....」

老人「失礼だが....」

老人「いっしょになって先行きうまくいくと思うかね?」

頼子はしばらく考えた後こう答えた。

頼子「わかったよ。」


頼子「ボクちゃんのためにならないことなんかしたくない。」

頼子「だまって身を引く......」



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老人「きみは二十七年前のわしを再演してるんだ。」

老人「わしのおろかな行動をこの先ずーっとなぞっていこうとしているんだ。」

老人「その終点が現在のわしということさ。」

老人「どうして こんなことが、.......二十七年の歳月を逆行してきたかときみは聞きたいのだろう。」

老人「おれにもわからない。」

老人「男の一念とでもいうかね。」

老人「あのとき、もしわき道へそれねばこんなことに....という無念さ。」

老人「そんな思いがつもりつもって形となって......」

青年『もういい!!』

青年「もういい。」

青年「何も聞きたくない!」

青年「そういう荒唐無稽な話は信じる気にもなれない。」

青年「いや、かりに信じたとしてもだ。」

青年「ぼくにはいったん歩きはじめた道を変える気は、」


青年『毛頭無い!!』


青年「きみのいう安穏な生活....」

青年「親のきめてくれたレール通りに走るみたされ保証された生活....」

青年『くそっくらえだ、そんなもの!!』

青年「頼子にはぼくしかいないんだよ。」

青年「苦労しているけど純な良い子だ。」

青年「あの子を幸せにしなきゃ、」

青年「ぼくがこの世に生まれてきた意味が無い。」

青年は老人から離れていったが、老人はなおも語りかける。

老人「人間は変わるもんだぞ」

老人「きみも頼子も。」

老人「愛は色あせ情熱も冷え、」

老人「暮らしの垢がおもくるしくこびりついて、」

老人「やげて苦い目ざめの朝が......」

やがて、老人は最後の挑戦といわんばかりに叫んだ


老人『行手は荒野だぞー!!』




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老人「なぜなら、「わしはきみ」だからだ」

老人「今から二十七年前のおれが、すなわちきみだ。」

老人「きみの二十七年後の.....」

老人「このおれなんだよ。」

「.............」

青年は振り返り頼子の所へと向かった。

老人はかまわず話しかける

老人「そう...おれも あのときは相手にしなかった。」

老人「だが、もうすぐ信じるよ。」

老人「いや、心の底ではもう信じはじめてる。」

老人「血のつながりがそうさせるんだ。」

老人「おれにはわかってる...きみのことならすべて。」

老人「足のうらのホクロまでもな。」

老人「半年続いたんだよな。」

老人「オヤジやオフクロとのすったもんだがさ。」

老人「むろん、原因は頼子だ。」

老人「どこのだれとも分からないバーの女給と、御大家の御曹司。」

老人「つり合わぬは不縁のもと.....」

老人「よくある話さ。」

老人「世間知らずの君には、そんな常識など耳にも目にもはいらない。」

老人「で、今朝発作的に決心して....」

青年は老人の言葉に聴きもせず頼子の下へと向かった。

老人「温室をとび出し寒風吹きすさぶ荒野を目ざしつつあるわけだ。」

それでも、老人は必死に思いとどめようと歩きながら話す。

老人「いっとくがその荒野のきびしさは予想以上のものだったぜ」

老人「暗く寒く.......渇いて餓えて....そしてなによりも....」

老人「果てしがなかった。」

老人「そうそう......」

老人「このころは まだ、あちこち敗戦の傷跡がのこってたっけ。」

老人「思い出した。このへんだったよ」

老人「おれ つまりきみが....」

老人「最初のつまずきを体験するのは....」

青年『おいっ!!』

青年「いいかげんにしないと.....」

ズル

青年は老人の言うとおりにものの見事につまずいた。

老人「な!」

老人「きみは二十七年前のわしを再演してるんだ。」


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老人「あの時と寸分の違いもない。」

老人(そっくりだ........)

老人(なにもかも、あのときのままだ!!)

老人「若いなあ!」

老人「当然だ、まだ26歳だからな」

青年「どなたか知りませんが、ぼくは急いでいるんです。」

老人「わかっとるよ。」

老人「頼子のアパートだろ。」

青年『なぜしってる?!』

老人「悪いことはいわん。このまま家へ帰るんだ」

老人「お前のためだぞ。」

青年『よけいな、おせわだ!!』

青年「なんの権利があって、口出しするんだ!?」

老人「権利はある。」


老人「なぜなら、「わしはきみ」だからだ」

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老人「一言でいえば、若気のいたりってやつさね。」

老人「あんとき、あいつの言うことを聞いてればな....」

老人「こんなざまには......」

ルポライター「あいつというと?」

老人「おれさ....

ルポライター「?、?、?」

老人「きたっ!!」

ルポライター「!?」

「シュッ!」

そのとき、ルポライターのまえから突然老人が消えた

ルポライター「?、?、?」

ルポライターはあたりを見渡したがやはりいない、


「ゴ~オ~オ~オ~ン」

遠くはなれところに老人はいた

老人は周りを見渡し、そしてあることに確信した。

老人「やはりだ!間違いない!」

老人「ここは二十七年前の世界だ!」

老人「するとまもなく出てくるぞ、あのバカが!」

「ゴ~オ~オ~ン」

「ギギギギ....」

「ガチャッ」

ある青年が老人の前の扉から出てきた。

老人はその青年をつけた。

「ゴ~オ~オ~ン」

青年は不思議に思い振り返りつぎの瞬間走り出した。

また追ってくる老人に対して問いかける

青年『おい、きみっ!!』

青年「なにが目当てでぼくのあとをつけるんだ!?」

老人「そのセリフ....」

老人「あの時と寸分の違いもない。」




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「ゴ~オ~オ~ン」

街に除夜の鐘が鳴り響いた。

老人「除夜の鐘か....」

老人「もうすぐ.....あれだな。」

老人はこの除夜の鐘が鳴る時期に何かがやってくるとにらんでいた。

「ゴ~オ~オ~ン」

そこに浮浪者の格好をしたルポライターが訪れた。

ルポライター「ここ座っていいすか?」

老人「かってにしな」

ルポライターはポケットからタバコを出した。
そこで、老人が一本もらうおうと、手を差し出した。
ルポライターはタバコを一本渡した。

老人「ありがとうよ。」

老人「フーッ」

老人(どうして......)

老人(どうして ああなるのか?それは分からんが起きる事は確かだ。)

老人「そうしたら....」

ルポライター「あの...」

ルポライター「ちょっと、おたずねしていいかしら。」

老人「なにを?俺の経歴か?ルンペンになった動機?現在の暮らしぶり?心境?」

老人「その貸衣装 オーバー過ぎるぜ、どうでもいいけど」

老人「ルポライターだろ。「底辺で迎えた新春」てな取材かね。」

周りの浮浪者の目がルポライターに突き刺さる。

ルポライター『ちがう!!』

ルポライター「ぼ、ぼく本物のルンペン...さん」

しかし、老人はそのことは気に止めていないようだ。とゆうより、話し相手として都合がいいようだ。

老人「まあ、いいやな。話してやってもいいんだが...」

老人「あまり時間がないんだ。もうすぐ行っちゃうからな。」

「ゴ~オ~オ~ン」

ルポライター「ほう?......」

ルポライター「やはり、初詣かなにか?」

老人「いや、いや」

老人「あのバカのところへさ。」

ルポライター「あのバカ?」

老人「ああ、あのバカに会って説得する。もし成功すれば...」

老人「こんな暮らしともおさらばさ。」

老人「名を聞けば、きっとあんたも知ってるよ。一部上場企業の社長の御曹司として俺は生まれた。」

ルポライター「へえ....それがまた...どうして....」

老人「落ちぶれたかったてんだろ?」

老人「一言でいえば、若気のいたりってやつさね。」


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藤子・F・不二男
SF短編PERFECT版

登場人物

老人=浮浪者
青年=ある会社の御曹司
頼子=バーの女給


題「あのバカは荒野をめざず」


「ゴ~オ~オ~オ~ン」


「ゴ~オ~オ~ン」


「ゴ~オ~オ~ン」


街に除夜の鐘が鳴り響いた。

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