Web手外科研究所

「手の外科無料相談所」で相談を受けたメールとその返事を患者さんの氏名を匿名にする等一部改変して掲載しています。どなたでも読者登録O.K.


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1. 21歳 女性
2. 片腕(左腕)
3. 利き手 右手
4. 半年前から発症。その際、事故・怪我なし。原因不明。
5. 初めに、朝の身支度中に手をあげたら突然、小指と薬指、手のひらあたりに痺れがおきてとても冷たくなった。時間が経つにつれ肘の方へと痺れが広がるとともに、痛みも加わってきた。この状態で2週間ほど様子を見たが、だんだん痛みがひどく改善がみられないので初めの病院へいった。このときは腕の付け根まで痺れがある気がしたので、首と両肘のレントゲンをとったが骨には異常が見られなかった。おそらく肘の神経の炎症という診断により、薬は《メチコバール・ロキソニン・ムコスタ》の3種類を処方された。2週間後に再診して、薬が効かないため抗生物質の薬を4日分処方された。服用したが、効かなかったため今度は近くの大学病院を五ヶ月前に受診した。そこで『おそらく肘部管症候群でしょう』診断され、同じ3種類の薬を処方された。そして、受診二日後にMRI検査を受けた。その結果、尺骨神経の炎症がみられ肘部管症候群と診断された。しかし、薬が全然効かず痺れ・痛みはひどくなったため手術になるかもしれないと言われた。それから3種類の薬の服用を続けたが症状は変わらず、三ヶ月前に筋電図検査を受けた。その時、尺骨神経が脱臼することがわかった。1カ月後に結果を聞きに行くが、主治医からは手の専門がいないとわからないと言われ、神経の脱臼については症状とは関係ないだろうと言われた。その1カ月後に担当医が手の専門の先生に変わった。筋電図結果は、悪いということしか言われなかった。手術は今の経過では、しないという方向になった。そして、薬は3種類に加えて《五苓散》という漢方薬が処方された。現在は、その4種類の薬の服用を続けているが、左肘の尺骨神経の炎症があり、肘から尺側の小指、薬指にかけて痺れと痛みが24時間ある状態に変わりはない。左手の握力は一時、5kgまで落ちたが、今は少しだけ握る力が出たように思う。
6. かかった病院
初めの病院(レントゲン・薬)
大学病院(薬、MRI、筋電図)
7. 大学生 《アルバイトなし、腕に負担になることなし》
8. スポーツなし
相談メールの書式
 以上のような経過ですが、不安なのは「このまま薬を飲むだけの治療でいいのか?」、「そもそも原因不明なので肘部管症候群という診断で正しいのか?」ということです。またほかに治療方法があるのか、それとも今の薬による治療でいいのか知りたいと思っています。手の外科専門の病院を教えてください。よろしくお願いいたします。

 メール拝見しました。
 診断についてですが、肘部管症候群かどうかは筋電図検査(神経伝導検査)で診断可能なはずです。結果が良くないということは肘部管症候群で間違いないと思います。尺骨神経が脱臼しやすいことで尺骨神経が肘部管周辺で炎症が生じ、神経が傷害されていると思います。肘部管症候群は保存的治療(手術をしない治療法)の成績が良くなく、手術成績が術式に関わらず良好なので、文面からは肘部管症候群の手術を受けられた方がいいかと思います。術式はいろいろありますが脱臼を伴う場合は前方移行術がいいかと思います。
 手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。(これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません)
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 34歳の女性看護師(病棟勤務)。三ヶ月前に仕事中、右肘(利き手)を強くぶつけ、(職場に整形外科のDrがいるので)職場でX-Pを撮り骨折がないと診断されたが、右肘の痛みが強く4・5指の痺れがありデガドロンとキシロカインを肘周囲に局注(受傷後1週目と2週目:2回)し、ノイロトロピンを4T2X、メチコバール6T3Xで服用し仕事をしていた。4・5指の痺れは持続していたが、右肘の痛みは軽くなっていた。その後一ヶ月前に再度右肘をぶつけ、右肘の痛みと4・5指しびれが前回より増強したため、1週間の休職。職場復帰後セレコックス(内服しても症状の改善は見られなかったので頓服)の服用とデガドロンとキシロカインを肘周囲に局注(2回目受傷後1週目と2週目:2回)したが右肘の痛み(洋服がすれただけで疼痛が増強)4・5指の感覚異常・痺れが持続し、今月にX-Pをとったが骨折・偽骨はないとの診断。現在の症状は、右肘周囲の疼痛(洋服がすれただけで肘周囲に痛みが増強)、右手指全体(特に4・5指)の知覚異常・痺れ・握力の低下(左20、右10~15)右肘~手先までの脱力感、橈骨側・尺骨側・肘~手関節外側の筋肉疲労、右手関節の軽度の痛みです。右肘(骨?)が多少腫れている。肘の一部がやや内出血(ムラサキ色)、箸が使いにくい、タオルが絞れない、字が書きにくい。ほかに詳しい検査は行っていません。利き手でもあり、日常生活にも支障・仕事にも影響があるため、他の治療・病院(先生)の紹介をよろしくお願いします。

 メール拝見しました。
 文面からは肘部管症候群の可能性が考えられます。外傷を契機に発症することは珍しいのですが、もともとある程度神経の圧迫があったのかもしれません。整形外科の中でも手の外科が専門の医師の診察を受け、神経伝導検査を受けられるといいかと思います。
 手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。(これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません)
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 はじめまして。HP拝見いたしました。私は、精神科に通っており、4年前、お薬の大量摂取により、こん睡状態により、2日間放置された後、病院に運ばれました。その後、手の痛みに絶えかねて、近所の大きな病院やら、リハビリのための小さな病院やら針、やら、いろいろ通いましたが、一向に良くなる気配がありません。レントゲン、MRIでは異常なしでした。筋電図にて、異常あり。手術はしましたが、肘の骨を削ったとのことでした。筋電図の先生がこの辺、と言って指さした先と全く違う場所を手術しました。リハビリはがんばったので、かぎ爪指変形にはなっておりませんが、また精神科に通っており、オフィスに行けない状態です。先日ウェイトレスのバイトをしてみましたが、たった2時間で手が開かなくなる状態です。この手を治せますでしょうか?、また、治せる先生をご存知でしたら、教えてください。 宜しくお願いいたします。

 メール拝見しました。
 尺骨神経麻痺に対して手術を行ったのだと思います。文面からは昏睡状態の間に腕を圧迫して麻痺が生じたと考えますので肘部管で神経が圧迫されたとは考えにくい面があります。治療できるとすれば神経伝導検査で神経麻痺の原因の部位を特定し(上腕だと特定しにくいですが)その部分の神経剥離を行うことになります。ビタミンBは服用されるとほんの少しですが治療効果がありますので長く服用されるといいかと思います。整形外科の中でも手の外科が専門の医師に相談されるといいかと思います。
 手の外科病院一覧を貼っておきます。参考にしてみてください。(これ重要⇒手の外科専門の医師の診察を受けないと意味はありません)
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