一年の一番最初にやってくる楽しみといえば、初釜。

このお茶事が毎年楽しみでね~。
早起きして、せっせと着物着て、朝からルンルンですよ。そりゃもう、♪口笛はなぜ~、遠くから聞こえるの、あの雲はなぜ~…♪と歌っちゃうくらい。
ちょっかい出しながらも着替えを見守る娘に、「ママきれいでしょー」と洗脳する。

で、娘を実家に預けるため意気揚々と車に乗り込みましたら、フロントガラス、凍ってるじゃん!!埼玉寒いわ-。
ウォッシャー液も凍っててまったく出てこない。ほんと埼玉寒いわ-。

以前は私が出かける際は、泣かれないように、娘の気を散らしてこっそり出ていたのだけど、もう2歳。言ってることはなんでも理解している。
なので今は、「ママはお勉強に行ってくるね」とか、「ママはお医者さん行くね」とか、ちゃんと説明しています。そして「ちゃんと帰ってくるからね」と言えば、寂しそうな顔はするのだけど、泣くことはほとんどありません。
ちょっと寂しそうに笑って送り出してくれる姿にキュンとするバカ親です(笑)。


さてさて初釜は、今年はちょっとイレギュラー。
というか、茶家の正月といわれる11月に茶壷の口を切る、口切りの茶事というのがあるのですが、それをやらなかったので、初釜を口切りの茶事の形式を織り交ぜることになりました。

私の社中では初釜はお点前を皆で分担します(年配の方を除く)。

私は茶壷担当。壷荘のお点前と、中立ち後座の床の間に荘る壺の飾り結び。
壺荘のお点前はそんなに難しくないのですが、飾り結びがねー…。どうも美しく結べなくてねー…。自宅でも練習はしたのですけどねー…。
まぁまぁ、な出来栄えでしたよ。

そこまで終えればお役御免。ゆったりお茶
をいただきましょう。
と思っていたら、ムムム?ムムムっ!?

当日は先生が待合室に、席順やお点前の役割分担を記しておいてくださるのですが、着いてびっくり。
後座は私が正客になってる-Σ( ̄□ ̄)!
聞いてないよ、先生!昨日電話したときに言っておいてくれれば良かったのに!
それくらい予告しなくても出来なきゃ困るよ、ってことだろうか。
お茶のお稽古だけは真面目にやっててよかった。上手くとは言い難いけれど、とりあえず型どおり粗相はなくこなせました。フー。

気が抜けない初釜でした。
でもやっぱり楽しかった!社中勢揃いで賑々しく、ほんとに明るい雰囲気で最高のひとときでした。

帰りは呉服屋さんに寄ってコーヒーをいただき、一息つきました(笑)。




着物は少々個性的な付け下げ。四季の草花の柄なので、季節は問いません。
合わせる帯は迷って迷ってこの袋帯。正解だったのか、いまだ分からず。この着物、帯合わせが難しい。
帯揚げはグレーで、帯締めは臙脂色。帯締めは正解ではないと分かっていながら、選択肢が少なく、消去法でこれになりました。




帰宅後、娘と。
写真を撮るときポーズをとるようになりました。