アマリリスの来歴について
テーマ:豆知識アマリリスはヒガンバナ科の植物です。同じヒガンバナ科の仲間には、スイセン、ハマオモト、リュゼンツランといったものがあります。西洋の俗名としては、ベラドンナ・リリーという名前で呼ばれています。ベラドンナというのはイタリア語で美しい奥方という意味があります。この言葉が植物の名前として、ナス科の有毒植物の名前になっているのです。
昔はこのベラドンナの果実を白粉に使ったりしました。そして、現在では葉や根から作ったアストロピンという薬液を目にさすと瞳孔が開く事でよく知られています。アマリリスから抽出した液も同じように目をはっきりさせるために使われたため、ベラドンナのように目をはっきりさせるユリという意味で、この名前ができたようです。
この花はもともと喜望峰の原産で、アフリカ西北岸にあるマデイラ島に移植されました。この島はマデイラ酒でご存知の方も多いと思います。その後、アマリリスはポルトガルやイタリアにも伝わったようです。学名は、アマリリス・ベラドンナで、1633年にローマで刊行された植物書にはじめて記載されました。現在、園芸家や花屋の人がアマリリスと呼んでいるものはベニスジサンジコという花なので、少し違う花のようです。
アマリリスという名はギリシャ語の輝かしいという意味の言葉がその語源です。口調が良く詩的な名前であった事から、ローマの詩人たちは牧歌に登場させる田舎娘や羊飼いの娘に、好んでこの名前を使ったということです。





