大震災の今年ほど「お施餓鬼」の必要な年はありません。各寺各家で例年以上に盛大に勤めて頂きいたいものです。
「三界万霊寺」
お施餓鬼で第一に供養するのは「餓鬼衆そして有縁無縁三界万霊(さんかいばんれい)」といい、日々の供養を受けれず、世の中をさまよっている沢山の亡霊です。
人間のみならず、動物、昆虫、微生物・・・皆々死んでいくわけです。今夏は特に「処分」された牛や鶏だけでも何十万何百万とおります。供養を待っていると思います。
「先祖代々精霊」
自分のご先祖様より先に、万霊供養をするのが「お施餓鬼」です。
有縁無縁三界万霊、すなわち常日頃「供養」を受けることの少ない霊位こそ、早く供養をしてさしあげるのです。自己中の反対ですね。
これによって、供養を受けていないものも、成仏道へ向かいます。大喜びします。常日頃供養を受けていない分、喜びも大きいことでしょう。
その成仏功徳を、改めてご先祖さまに供養します。こうして三界万霊もご先祖さまも共に大功徳を頂戴できます。お互いに十倍返し百倍返しとなります。
これが、「自他平等利益」です。
おせがき
ただし、「おせがき」のお経はお坊さまが一人二人ではなく、百人千人集まって勤めることになっております。
大功徳を得る為には、それだけの功徳を積まなくてはなりませんから、百千僧を集めなくてはならないのです。
「日本中で一度に」
しかしそこは心配ありません。お盆には日本中のお寺や家庭で読経がつとまりますので、百千僧(十万人)の法要が成就するのです。
何卒皆様も、自家だけでなく有縁のお寺様全部でお経を頂戴して下さい。しして東北地震の方も、三界万霊も、ご先祖さまも”浮かばれる”様、おつとめ致しましょう。