私のお気に入りの絵本を少しご紹介します。

これは私のお気に入りで、
娘たちのお気に入りは(私と同じものもありますが)
別にそれぞれあります。

The Little Red Fish↓
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著者は美術家の方で中国系の方。
挿絵のレベルの高さは何度も開いても思わず見入ってしまうほどで、中国の水彩画のようでとても美しい。

話も面白くて、主人公が現実と本の中を行き来するのですが...↓
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その交じり方が何とも言えない不思議な感触を覚えるのです。ほとんど暗唱できるほど読み続けている1冊。こどもたちも大好きで、絵の細かいところに発見があったりして喜んで何度でも読みます。


こちらは↓
ALIKIという著者のFeeling
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これは、こどもたちの心の機微がイラストの短編小説のような形で描かれています。
これは、長女がまだ3歳頃に古本屋で見つけ、以来数えきれないくらい読んでいます。娘たちも大好き。

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この絵本を読むと、こどもたちの心は英語教室で習うようなhappy/sad/angryといった簡単な一言で片付けられない。言葉にできない複雑な思いが多いことを改めて思い出さされます。
それをこどもと一緒に話しながら読み進める。たかはし的名著中の名著。何年読んでも飽きることがありません。


それらとは別に、何度も読み続けるというより思いたった時に読むと心が温まる本がこちら↓
Library Lion
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長女が幼稚園に入った頃いつも
「sometimes there is s good reason to break a rule」、

本当に意味あるルールなのかを考えもせず、ただルールだからと言うだけで従うような人間になってほしくなくて、この本をたびたび読みきかせていました。


そしてこちらが、おそらく私の中での「ただ今」のベスト名著↓
John BurninghamのHey! Get off our train
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ストーリーは小さい男の子が夢の中で動物と電車の旅に出ます。
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その電車に、次から次へと新しい動物たちが乗り込んでくる。

その度に"Hey! Get off our train!"と男の子は言います。
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すると、乗ってきた動物たちが

「乗せてよ、そうじやないと、人間たちに牙を切られて仲間はみんな死んでしまう」
「乗せてよ、そうじやないと、人間たちが川を汚すから住むところがなくなってみんな死んでしまう」

と、動物たちがそれぞれ置かれている苦境を伝えてきまふ。そしてまたひとり、またひとりと乗客を増やしながら電車の旅は続いていきます。
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環境がコンセプトなのにこどもが楽しく読める。
まずはそれに驚きます。

それだけではなく話の構成がとても巧み。
これはどういう意味だろう...と
大人の私にはそう簡単に読み解けない要素がそこら中にある。
でも、こどもはこどもの目線で自由にいろいろなことを感じ取りながら楽しく読めるのです。

何よりも、それぞれの絵が額装して飾りたいほど美しく味わい深い。
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絵本の世界は、言語の隔てなく
本当に奥が深い。
まだまだやめられません。