桜風堂ものがたり

 

村山早紀  PHP研究所  2016年9月

 

万引き事件がきっかけで、長年勤めた書店を辞めることになった青年。しかしある町で訪れた書店で、彼に思いがけない出会いが…。田舎町の書店の心温まる奇跡。

 

 

 

(引き続き本と猫が登場する作品だが、全然違う話です。、ってあたりまえか。)

 

本屋の店員さんが、本を売るためにどんなに努力をしているのか、どのような仕事をしているのかを垣間見ることができた。

 

万引き少年を追いかけたことで、書店員の月原一整店が銀河堂書店を辞めざるを得なくなるとは!世間のうわさって、こわい。

 

そのことが原因で、書店を辞めなければならなかったのは、つらい出来事だっただろうけれど、一整は、一歩を踏み出すことができた。それが桜風堂を訪れるきっかけとなり、いい出会いがあり、自分を見直し、自分の道を見つけることができたことはよかったと思う。

 

月原一整が、書店にいたとき、売りだそうとしていた本を元同僚やデパートの人までもが、協力し合う。理不尽な理由で仕事場を去ることになった青年のために、みんなが力を合わせる。みんなのその気持ちをうれしく思う。

 

猫、オウム、桜風堂にいる少年・・・・・・・

愛情をもって守ってあげたい存在がいる・・・・・・・・

そして、なくしてはならない本屋がある・・・・・・

 

 

 

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