ぼくの花森安治
二井康雄 CCCメディアハウス 2016年7月
ぼくの花森安治 1,512円 Amazon |
花森安治と大橋鎭子を語れる数少ない人物が、満を持してペンをとりました。NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」では描ききれなかった「暮しの手帖」の真実。誌面に独特の手書き文字を書き続けた元副編集長の視点から捉えた書き下ろし。
NHK連続テレビ小説「とと姉ちゃん」は、放送を終了したが、「暮らしの手帳」の花森安治のことを部下であった作者が語っている。
圧倒的な存在。
よく怒っていたようだ。
しかし、部下を食事に連れて行ったりと面倒見はよく、部下から尊敬されていた。
花森氏の語録も収録されており、彼の人となりがよくわかる。
商品テストのやり方が半端でない。よく、こんなことができたと感心した。
広告をとらずに続けた花森氏の考え方。
暮らしの手帳にかけた情熱がどんなだったか・・・・・・・・・
花森氏の強い信念を感じた。
そして、作者が、「暮らしの手帳」に入った理由、花森氏とどのような関わり方をしていたのかも書かれており、作者の花森氏への深い尊敬の念を感じた。
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