リカーシブル
米澤穂信 新潮社 2013年1月
父が失踪し、母の故郷に引越してきた姉ハルカと弟サトル。弟は急に予知能力を発揮し始め、姉は「タマナヒメ」なる伝説上の女が、この町に実在することを知る―。血の繋がらない姉と弟が、ほろ苦い家族の過去を乗り越えて地方都市のミステリーに迫る。
引っ越してきた母親の故郷であるこの町全体に何か不穏な空気が感じられる。
ハルカが、この町になじもうと高校生活を送る様子や、タマナヒメ伝説を調べていく様子にドキドキしながら、読み進めた。
サトルの予知能力とか、タマナヒメ伝説とかいう話なので、SF?あるいは、ファンタジー?かと思いきや、ちゃんとタネのあるミステリーで、驚かされた。
なにか、おそろしい話だな。
でも、「ボトルネック 」のようにまったく救いのない話ではなくて、ラストで姉が弟を思う気持ちに救われた。
お気に入り度★★★
米澤穂信 新潮社 2013年1月
- リカーシブル/米澤 穂信
- ¥1,680
- Amazon.co.jp
父が失踪し、母の故郷に引越してきた姉ハルカと弟サトル。弟は急に予知能力を発揮し始め、姉は「タマナヒメ」なる伝説上の女が、この町に実在することを知る―。血の繋がらない姉と弟が、ほろ苦い家族の過去を乗り越えて地方都市のミステリーに迫る。
引っ越してきた母親の故郷であるこの町全体に何か不穏な空気が感じられる。
ハルカが、この町になじもうと高校生活を送る様子や、タマナヒメ伝説を調べていく様子にドキドキしながら、読み進めた。
サトルの予知能力とか、タマナヒメ伝説とかいう話なので、SF?あるいは、ファンタジー?かと思いきや、ちゃんとタネのあるミステリーで、驚かされた。
なにか、おそろしい話だな。
でも、「ボトルネック 」のようにまったく救いのない話ではなくて、ラストで姉が弟を思う気持ちに救われた。
お気に入り度★★★