メッセージ

監督 ジル・ブルドス
出演 ジョン・マルコヴィッチ, ロマン・デュリス, エヴァンジェリン・リリー
2008年
メッセージ [DVD]/ジョン・マルコヴィッチ,ロマン・デュリス,エヴァンジェリン・リリー
¥4,725
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ロマン・デュリス主演のヒューマンドラマ。弁護士のネイサンは息子の死をきっかけに妻と娘を遠ざけ、仕事に逃避する日々を送っていた。そんなある日、彼の前に“人の命の期限が見える”という医師・ケイが現れ…。


最初、女の子が池に落ちたことを知らせようと、男の子がいきなり道に飛び出し車に轢かれる場面から始まるが、ドキッとした。

大人になったネイサンが弁護士として働いていたので、子どものときに、あの世に行かずにひきかえしたということがわかる。


医師ジョセフ・ケイは、もうすぐ死ぬ人がわかる。その人が白く光って見えるのだ。その相手に、ケイは一体何をしていたのか。それは、映画の中では、なにも出てこなかったので、よくわからなかった。

ネイサンは、今は妻と別れて暮らしている。乳児の突然死。母親にとってこれは、つらいだろう。母親が悪いわけでもないが、自分を責める気持ちになってしまうのだろう。それがきっかけとなり、だんだん、気持ちが離れていってしまう二人・・・・・

ケイが、ネイサンに接触してきたということは、ネイサンは死が近いのだと思い、別れた妻に会い、話をしようとする・・・・・・

死ぬという運命は変えられないが、それまでの時間をどのようにすごすかは変えることができる。残された時間を悔いが残らないように精一杯生きなければならない。死を感じることで生きることを考える、そんなお話だ。

自分にとって大切な人を失った経験のある人は人の痛みがわかり、愛の大切さ、深さを知っている。だからこそ、メッセンジャーとしてやっていけるのかな。

ギヨーム・ミュッソのベストセラー小説の映画化。小説で読むならば、もっと深く感動できたかな~。

お気に入り度★★★