マイネーム・イズ・ハーン

監督 カラン・ジョーハル
出演 シャー・ルク・カーン, カージョル, ジェニファー・エコルス
2010年 インド映画

マイネーム・イズ・ハーン [DVD]/シャー・ルク・カーン,カージョル,ジェニファー・エコルス
¥1,490
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インド映画界の大スター、シャー・ルク・カーン主演で贈る感動ドラマ。アスペルガー症候群を患う青年・ハーンが9.11事件を機に激しい弾圧を受け、家族とバラバラになりながらも自尊心と愛を取り戻していく姿を描く。“ニュー・ベスト・ヒット”。

「私の名前はハーン。私はテロリストじゃない」と大統領に言いに行くハーン。何のために、そんなことをするのか。ハーンの生い立ちから、物語は始まる。

ハーンは、アスペルガー症候群。子供のころは、そんな病気だということもわからずにいた。しかし、母親の深い愛情のもとで育てられた彼は、いい青年に育つ。

ハーンの病気に気付いたのは、弟の妻。彼女が、病院に連れて行き、ハーンを普通の生活に導く。

弟の会社で働き、化粧品のセールスをするハーン。お世辞を使うことができず、事実を言ってしまうハーンには、笑えた。

マンディラへの初めての恋。とてもいじらしい。ハーンが、マンディラに見せた場所が、とても美しかった。

前半の結婚に至るまでは、アスペルガー症候群でありながら、母親、弟の妻、マンディラの暖かい愛に包まれ、自立した生活を送るハーンの姿が、ほほえましく描かれている。

後半は、一転。後半9.11事件が起きてからでは、哀しい出来事が起きる。

9.11事件がもたらしたもの。アメリカにいるイスラム教徒は、イスラムというだけで、白い目で見られてしまう。なんと理不尽なことだろう。胸が痛む。

そんな中にあって、ハーンは、約束を守ろうとする。ハーンの一途な気持ちに胸を打つ。

人ひとりでできることは、ほんの小さなことかもしてないけれど、小さなことでも、行動を起こすことが大切。その小さな一つひとつが集まれば、おおきな力をも動かす。自分たちの力で何とかしようとする。その姿に感動する。

 国や宗教や人種に関係なく、純粋無垢なハーンの行いが、みんなの気持ちを暖かくした。

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