スイミングプール

監督　フランソワ・オゾン

出演　シャーロット・ランプリング　　リュディヴィーヌ・サニエ　チャールズ・ダンス　ジャン＝マリー・ラムール　マルク・ファヨール　　ミレイユ・モセ

2003年

ミステリー作家のサラは、社長の誘いを受け、フランスの別荘に行く。世間から離れて、静かな環境で、執筆していたところ、社長は来ないで、社長の娘ジュリーが、やってくる・・・・・・

堅物の女性サラと自由奔放な娘ジュリー、この相反する二人の共同生活がみもの。

サラは、ジュリーが、迷惑そのもの。一人静かに自分の時間を過ごしていたのに、調子が狂ってしまう。そのいやそうなのが、実によくわかる。それでも、ジュリーが気になってしょうがない。ジュリーが買ってきた食べ物をわからない分量だけ、こっそり食べたり、ワインを飲んで、その後、水で薄めておくなど、笑えた。

また、いろんな男を連れてくるジュリーに嫌悪しながらも、対抗意識を燃やしてしまうあたり、年に関係なく女なのだと思う。

この作品は、ミステリーには違いないけど、すっきり説明されているわけではなく、いろんな解釈ができそうだ。これぞ、フランス映画って感じかな。シャーロット・ランプリングとリュディヴィーヌ・サニエ　、ヌードを惜しみなく披露していたけれど、太陽の光を受けてのプールにマッチしていてきれいだった。また、外見の美しさだけでなく、女性の内面を描いた作品として評価できると思う。

お気に入り度★★★★