マイノリティ・リポート (再見)


監督 スティーブン・スピルバーグ

出演 トム・クルーズ コリン・ファレル

2002年アメリカ


この映画は、公開されたとき、映画館に見に行ったが、TVで放映されていたので、再び、見た。何度見ても面白い。


2054年、予知能力を利用し、犯罪を未然に防ぐため、犯罪を犯すであろう人物を、捕まえることを許されていた。ジョンはそのセクションで働く犯罪予防局の主任刑事だが、ある日、自分が殺人を犯すと予知された映像を見る・・・・・


奇抜な発想。

犯罪を予知して、起きる前に犯人をつかまえてしまうとは。人の予知したことを、映像で再現できるところもすごい。犯人を探し出すために、網膜探索機を使用しているのもおもしろい。その形といい、動きといい、ユニークだ。


しかし、じっくり考えてみると・・・・・・

犯罪が起こらない平和な社会に思えそうだが、つかまる犯人側の視点からみると、自分のしたことに対する責任はあっても、未来に、こんなことがあるからと捉えられても、信じようがない。反省の気持ちも起こらないと思う。


また、プルコグ3人が出す予知が、果たしてどれだけ正確がが、問題になっててくる。

それと、このプルコグの3人は、能力があるだけに、ずっと、この仕事を強要されているようで、かわいそうに思う。あれでは、心の休むときもないだろう。


この話は、ジョンが、予告どおり殺人を犯すのかに始まり、殺人予防システムのあり方を追求していくわけで、先の見えない話の展開は、すばらしかった。


最後に、未来は変えることができるものでありたいと思う。

お気に入り度★★★★