豊洲「科学的には安全」

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9回目の地下水モニタリング調査で環境基準を遙かに超える有害物質が見つかり、追加調査が行われたが、ここでもやはり前回と同様のレベルの有害物質が検出された。

しかし、飲料はもちろん市場の掃除などを含め地下水は全く利用する予定がないので実質的な影響はそもそも元から無い。
専門家会議でも問題はないと結論づけている。

豊洲「科学的には安全」…都の専門家会議が評価
東京・築地市場(中央区)の移転先となる豊洲市場(江東区)の安全性について検討している都の専門家会議が19日に開かれ、同市場の地下水から環境基準の100倍のベンゼンが検出されたとする再調査結果が公表された。

 最終9回目の調査と同水準の結果で、同会議の平田健正座長(放送大学和歌山学習センター所長)は「科学的、法的には安全」と評価した。調査結果を受け、小池百合子知事は移転の可否を決定する。


では、いままでのごたごたは何の茶番だったのか?
小池都知事はただいたずらに時間を無駄にしたのか?


ネットではそういった声が大勢を占める。

そういう人達はこの問題を法的科学的な問題だとはき違えている。

これは最初から政治問題にすぎない。


豊洲に市場を移転することに対して、すぐに移転すべきという市場関係者もいる。しかし、土壌に汚染物質が残っている豊洲に移転することに反対している市場関係者もいる。都知事としては彼らを無視することはできない。汚染除去やその後の調査は風評被害を抑えるためにも、また移転反対派との信頼関係を築くために必要なことだった。

では、科学的に安全なのに豊洲移転に反対している市場関係者が愚かなのか?
それならば、豊洲に移転後風評被害によって影響がでた時は誰が補填してくれるのか?
彼らの不安も尤もなことだ。そして都は彼らの不安を取り除く義務がある。

それなら誰が悪いのか?

少なくともこの騒動の責任はそもそも土壌が汚染されていることが解っているにもかかわらず、そこに食品というもっとも安全に神経をつかわなくてはならない市場を移転させたことが原因だ。
安全に何の問題もない土地なら、何の問題も起きなかっただろう。

これは科学の問題ではないので、有識者会議が科学的に安全だと発表しても、それが効果的であるにしてもそれだけで問題が解決するのは難しい。

市場移転によって本当に風評被害が起きるかどうか、実際に築地に買い付けに来ている小売り客、さらにそこから商品を購入する消費者に対して大規模なアンケートを行い、その結果を踏まえた議論が必要ではないだろうか?


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