息子の宿題を見て、ベイブレード遊び(最近ハマっています)の相手を少ししてから、ちょっとだけ突きの稽古。

パンチングミットを例の場所(柱の凹の場所)にテープで固定して、
・ナイファンチ立ちの正面突き
・撞木立ちの突き
をミットに当てます。

腰・肩を回さない。ガマクを突きの進行方向に掛け、肩から入る。引き手をしっかり取り、広背筋で肘を操作する。

そんな身体操作になっているかを確認しながら、突いていきます。

突きながら、ふと感じました。
自分の突きには、上半身(腰から上)の重みしか掛かっていないのではないか?
下半身(腰から下)の重みが、全く活かせていないのではないか?と

あくまでも感覚的なものです。

しかし、自分の突きには何か足りないと常々感じてい注意ました。それがも下半身の重みなのだとしたら・・・

仮にそれが正しいと仮定して、ならばどうすれば下半身の重みが突きに乗るのか?

そう考えた時、エス隊長が教えてくれた、刀禅と無想会の突きの関係のことを思い出しました。
「基本は袴腰。骨盤は前傾。でも、突きのインパクトの時は・・・」

エス隊長が教えてくれた突きのインパクトの際の腰のあり方は、サンチン(三戦)突きの際のそれに見えました。

骨盤を後傾させた腰のあり方。
仙骨を締める、ウンコ我慢の姿勢、肛門を締める、とも言われるその立ち方は、上半身と下半身を繋いで一体化させるものと言われています。

上半身と下半身が一体化するなら、上半身で放つ突きに、下半身の重みが乗るはずです?!

ということで、やってみました。
突きのインパクトの際に、腰をサンチン突きの状態(仙骨締め、ウンコ我慢、肛門締め)をしてみたのです。

結果は・・・

突きの威力が、一段階上がる感じです。
ミットの音が違います。下半身の重みが突きに乗っているような。

特に撞木立ちの突きの威力アップが著しいと感じました。
進行方向にガマクを掛ける身体操作と、袴腰→ウンコ我慢姿勢の移行は、同時にできて、相性がいいのです。

一言で言えば、拳がミットに刺さる感触。
南風さんやNさんの突きに、少し近づけたか?!

しかし、問題もあります。

広背筋の肘操作に加えて、腰の変化(袴腰→ウンコ我慢の姿勢)も行うと、突きが遅くなります。単に慣れていないだけかもしれませんが。

もう1つの問題は、気持ちよくガツガツとミットを叩いていたると、振動が全身に伝わり頭も揺れてしまったのか、途中から気分が悪くなってしまったこと。

柱の凹部にミットを置き、突きに合わせてミットが凹んで変形するようにしていたため、これまでは突きのインパクトがそれなりに逃げてくれ、気分が悪くなることはなかったのですが・・・

突きの威力アップと解釈すれば朗報です。
しかし、凹柱+ミットで、家でも当てる突きの稽古ができる?!という私の目論見が崩れてしまったという意味では悲報とも言えます。これでは、ずっと続けていたら、セルフパンチドランカーになってしまいます。


もしも本当に、今回感じた気分の悪さが、突きの威力アップによるものだとしたら・・・

やはり、スタンド式マキワラでも、買わなきゃいかんですね。

ああ、出費が・・・

もっとも、私の突きの威力アップの体感が正しいのかは、まだまだ疑問ではあるのですが・・・

以上、試行錯誤の記録として。

風呂前に、ナイファンチ(内帆船)全伝も三回ほど。前交差横移動のスムーズさが、まだ全然足りません。

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(毎回、代わり映えしない写真ですが・・・)