2007-03-28 10:31:35

コピー取りも重要な仕事のうちの一つ

テーマ:ビジネスブログ

「コピー取りなんて大事な仕事じゃあない」と思っていないだろうか。

先輩や上司が既にやっている、頭を使う知的レベルの高い仕事だけが、自分が本来やるべき仕事だと思っていないだろうか。

そのような考えをもっていたら問題だ。大きな間違いだからだ。そんな姿勢で仕事をしていたら、これからの社会では、間違えなく出世できないだろう。負け組入りは時間の問題だ。

 肝に銘じてもらいたいのが、「コピー取りも重要な仕事」ということ。

たとえば、お客様に提出する資料、会議で使用する資料。その用途によりコピーの取り方も異なってくる。

 打ち合わせのためにお客様が3人来るとする。しかもお客様の中に高齢の人もいたとしたら、あなたはどういう動きをとるだろうか。

その場合、言えることは、提出する資料の作成がとても重要になってくるのだ。

資料の中身は、誰でも精一杯努力して作る。だが、意外に気配りがなされないのが、コピーの仕方だ。

新卒で入社した当時の私は、能力のなさから、すぐに雑用係にされてしまった。他の仕事を頼めないとの上司の判断があったのだろう。

憧れの世界最大級の国際会計・経営コンサルティング会社のニューヨーク本社に採用になったのに、あまりにも専門的な仕事そのものができないので、すぐにクビ対象者になってしまった。

クビにする前に、雑用係にする以外会社はどうすることもできなかったのは、私でもわかった。

雑用係として一番多かったのが、コピー取り。だが、コピー取りだけの仕事なら大卒はいらない。

コピー取り係にされたことで、時間の問題で解雇されるのを察知した私は、いずれ辞めさせられるのなら、目の前の仕事、つまりコピー取りを命懸けでやることを決意。

「コピー取りに命を賭ける? 何それ? バカじゃないの!」

 と、自分の心境を同僚にちらっと漏らしたら、冷ややかな反応。

 バカにされようが、私にできることはそれぐらいしかなかった。そこで、コピー取りのプロ中のプロを目指すことに。

先の例での高齢の人が資料を見る場合を考えてみよう。

まず、誰、またどんな人がその資料を読むかを確認する。それによって文字や図のサイズが変わってくる。

高齢者や目に障害がある人が見るのであれば、必ず拡大する。とにかく読めるようにしなければならないからだ。

 コピーする前に、原本も徹底的に確認。汚ければ、修正液できれいに。紙に対して行の線が平行でなければ、まっすぐにする。

 とにかく、受け取ったとき、きれいで見やすい資料にすることにすべての神経を使う。同じ貰うのなら汚い資料よりきれいなものを貰った方が、どれほど気持ちよく、有り難いかだ。これこそ気配りそのもので、私は毎日これを徹底してやった。

部数についても、だ。

参加されるお客様の人数分である3部だけギリギリ刷ることはしない。必ず2、3部余分に刷るようにする。急な追加参加者に備えるためだ。

 要は、常にコピーされた資料を利用する側の立場になり、心を込めてコピーを取ること。コピー一枚から仕事に対する姿勢が伝わる。

 人によっては、コピー取りなどの雑用は一見、無意味に思え、軽視しがちだ。

しかし、仕事を超一流にするには、誰もが手を抜くことで勝負する。即ち、ついつい見落としてしまうプラスα部分でもあるたわいもない雑用で、まさに「雑用力」としての差を見せつける。

 何も考えないで嫌々ながら雑用をする人は伸びない。常に相手の立場に立って、雑用を誠心誠意する人こそが、人間として、社会人として、本物のプロフェッショナルとしてどんどん力をつけていく。

 世の中の人、皆が、専門的な仕事ができるわけでない。やはり能力の差が厳然と存在する。

 私も、専門分野での仕事では、上司や先輩から何度も何度も言われ続けた。

「そんなこともわからないのか!」

「さっき説明しただろう。もう忘れたのか!」

「本当にお前は地頭が悪すぎるな!」

 まったくその通りだからしょうがない。

 しかし、言われる度に、肝に銘じた。

〈総合力、特に「人間力」では、認めてもらえるプロフェッショナルになろう!〉と。

 そこでは、雑用を嫌がらずに前向きにできるかが大きなポイントとなる。

新人で入社後一、二年は誰でも経験があるだろうが、まず雑用をやらされる。そこで見ていて面白いことがある。

優秀な人、頭のいい人ほど、雑用を頼まれると嫌がる。それもその嫌な気持ちが、顔に出る。

仕事のできない人は率先して雑用をして自分の存在価値を高めていく。高度な仕事ができない代わりに、雑用を率先してやることで、会社にとっていてもらいたい存在となるのだ。

私はそれを目指した。

 よく考えてもらいたい。仕事というものは雑用に始まり、雑用に終わる。雑用はどんな仕事においても完成のためには必要不可欠なこと。

つまり、「雑用なくして仕事はない!」のだ。

 たしかに、雑用ばかりしていては、なんら仕事にやりがいを見出せないこともあるかもしれない。でも、小さくても職場で役に立っているのなら、それでいいではないか。その分周りから評価・感謝されているのだから。

「雑用の達人」になろう! 

そし、仕事における「縁の下の力持ち」を目指そう!

本当に仕事のできる人とは、実は優秀な人、頭のいい人ではないのだ。「雑用の達人」であることを覚えておいてほしい。

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