新潮文庫の話題の新刊『シャンタラム』(上、中、下)の内、上、中を漸く読了した。上、中だけでも1200ページ以上ある。
ジョニー・ディップがこの作品原作の映画に主演ということで撮影中である‥との情報を入手した。
どんな映画になるのか‥いまか待ち遠しい‥
作者の数奇な実体験に基づく小説である。
ムンバイ(ボンベイ)のスラムの悲惨な状況がこれでもかこれでもか‥と描き出される。そしてムンバイで主人公に関係する様々な裏社会の人間たち、主人公が携わる非合法ビジネスの数々、投獄される監獄の絶望的な環境、リンチ‥あらゆる悪を詳細に述べてゆく‥
息もつかせぬサスペンス小説というだけでなく、恋も‥日常から離れて宇宙論、宗教論まで‥
一口では表現できない‥様々なトピックがてんこ盛りである。
下巻はどうなるのか‥
何しろ面白い‥小説である!!!
(新潮文庫の内容紹介)
脱獄、武装強盗犯、ボンベイへ。世界のバックパッカーとセレブを虜にした聖典!
男は武装強盗で20年の懲役刑に服していた。だが白昼に脱獄し、オーストラリアからインドのボンベイへと逃亡。スラムに潜伏し、無資格で住民の診療に当たる。やがて“リン・シャンタラム”と名づけられた彼のまえに現れるのは奴隷市場、臓器銀行、血の組織“サプナ”――。数奇な体験をもとに綴り、全世界のバックパッカーと名だたるハリウッド・セレブを虜にした大著、邦訳成る!
グレゴリー・デイヴィッド・ロバーツ/著
Roberts,Gregory David
1952年、豪メルボルン生れ。十代から無政府主義運動に身を投じるも、家庭の破綻を機にヘロイン中毒に。1977年、カネ欲しさに武装強盗を働き、服役中の1980年に重警備刑務所から脱走。1982年、ボンベイに渡り、スラム住民のために無資格・無料診療所を開設。その後、ボンベイ・マフィアと行動を共にし、アフガン・ゲリラにも従軍。タレント事務所設立、ロックバンド結成、旅行代理店経営、薬物密輸の後に再逮捕され、残された刑期を務め上げる。2003年に『シャンタラム』を発表し、現在もインドの貧困層を支援するチャリティ活動に奮闘中。



