風評被害者も被災者だ!
行きつけのスーパーの買い物に行った相方が、「茨城県産のレタスが通常198円なのに98円だったので買ってきたけど、あまり売れてなかった。」と言ってたので、気になって翌日野菜売り場を見に行きました。(ブログテーマ「酒・グルメ」のとおり、私は魚売り場しかのぞきません)
ホームタウンデイズ「神栖の日」に、カシマスタジアムで毎年無料配布される、あの【JAしおさい】のピーマンです
ピーマンの肉詰め作ってもらおうと、思わず5個買ってしまいました。
ちんげん菜もおいしそうです。こちらは茨城県北浦産で1袋78円。
【茨城県みつば連合出荷組合】は〝EMそだち〟というブランドで、有機栽培で育てた元気な野菜を提供しています。
http://www.kitaura-mituba-rn.jp/
2袋で138円でした。
わわ菜はベビー野菜の一つで、通常の白菜より芯まで甘く柔らかい
http://www.tokitaseed.co.jp/my/wawasai.htm
そしてみず菜。アントラーズホームタウンデイズ「行方(なめがた)の日」にカシマスタジアムでよく無料配布されますね
青果売り場担当者に話を伺うと、大手スーパーが西日本の野菜を買いあさっている影響で西日本の野菜の値段が高くなり、東日本の野菜がお値打ち価格になっているとのことです。このスーパーでは茨城産の野菜を多く取り扱っているのですが、野菜によっては、この仕入れ価格では生産者が可哀想、と思う品種もあるとのことでした。
同じ日に相方が別の大手スーパーで買って来た茨城産水菜の値段にビックリ(レシートには茨城産とはなぜか記載されてていませんでした)イオンのネット販売では、水菜は《福岡県などの国内産》が1束158円、《奈良県などの国内産》が1束98円となっています。イオンとは限りませんが、大手仕入れ先が生産者の足元を見て買い叩く構図が見えるようです。
8日のNHK「特報首都圏」で、茨城県鉾田市の水菜が出荷制限の対象になっていないにもかかわらず、卸価格(生産者から仕入れる時の価格)が1束5円になり、出荷するだけ赤字が膨らむので泣く泣く廃棄処分にせざるを得ない生産者を報道していました。
風評は、消費者が賢明であれば、霧散させることができます。安く買い叩かれた福島県や茨城県の野菜を買うだけでは、風評被害に苦しむ生産者を支援することにはなりません。
現在、生産者から直接インターネットで購入して支援する運動が広まっています。
茨城農産物サポートプロジェクト:サポーター募集!
http://www.gokigenfarm.org/0141831
どうか、全国のみなさまのご理解とご協力で茨城の農業をサポートするお力をお貸しください。
【概要】購入を希望して下さる方に、 2,000円の野菜ボックス(茨城県が安全認定をした品目のみ)をヤマト運輸様のご協力の下全国にお届け致します。 野菜ボックスのイメージはこちらです。 http://ow.ly/i/9NAF
(11品目が入っています。あくまで4月1日の第1便であり、内容は毎回変更されます)
【事業主体】 NPO法人つくばアグリチャレンジ(ごきげんファーム)が主体となり農事組合法人つくばブルーベリーゆうファームがサポートしています。
ごきげんファームWeb: http://www.gokigenfarm.org/
ゆうファームWeb: http://www.tsukuba-blueberry.com/
【手数料】おおよその目安として20%を予定しています。 2,000円の野菜ボックスを購入して頂いた場合 1,600円が農家の収入となり、残りの400円をつくばアグリチャレンジでの運営費とします。
先に紹介した【茨城県みつば連合出荷組合】でも、〝EMそだち〟おすすめ野菜セットをネット販売しています。
http://www.kitaura-mituba-rn.jp/sales/index.html
福島第一原発の放射能汚染水が海に流出したことにより、福島県・茨城県どころか千葉県の漁業関係者さえも風評被害に苦しんでいます。
昨年5月、JAしおさい鹿嶋農産物直売所のことを書きました。
http://ameblo.jp/hama-penguin/entry-10529210608.html
生産者の顔を見知っているだけに、心が痛みます。。。